Vision Proが抱える課題と、Vision Pro(第2世代)の変更点に関する予想が伝えられました。
海外メディアの記事では、Vision ProとMetaのQuest 3がターゲットする市場は異なっていると指摘されています。また、Vision ProがiPhoneなどのモバイルデバイスを取って代わるものになる可能性は低いと、業界関係者が指摘しています。
Vision Proに関するサプライチェーン関係者の見立て
サプライチェーン関係者は、Vision ProがiPhoneなどのモバイルデバイスを取って代わる可能性は低いと述べています。
この意見は新鮮なものではなく、せめてめがね型にならなければ日常的に使うユーザーは多くないでしょう。
こうした状況下では、Vision Proの販売台数を増やすためにはiPhoneなどの巨大なスマートフォン市場からの転換を目指すのではなく、新たな価値をユーザーに示す必要があります。
Vision Proの現状の販売実績から察するに、そこに至っていないのは間違いないでしょう。
Vision Proの普及に関する課題は?
Vision Proの普及において課題となっているものは、バッテリー駆動時間、アプリの制限、高すぎる価格です。
このうち、バッテリー駆動時間はQuest 3などの他社製品と異なりゲームでの使用が主ではないため、特に大きな問題とは捉えられていないようです。
また、アプリはその時期は別として順次普及するでしょう。残る最大の課題は、高すぎる価格です。
Vision Pro(第2世代)は値下げ〜変更点は?
Vision Proの高すぎる販売価格との課題がある程度解消されるのは、2025年に量産化に向けた検証が始まると噂のVision Pro(第2世代)の登場を待つ必要があります。
Vision Pro(第2世代)の販売価格抑制に向けた方策は、製造段階での部品価格の値下げです。そのため、スピーカー、ストラップなどは簡略化されたデザインになると予想されます。
また、出荷予定台数が増えれば、搭載するAppleシリコンの利幅も削ることが可能でしょう。
Vision Proの部品単価で最も高額なマイクロ有機ELディスプレイは、供給元がソニーセミコンダクタからLG Displayに変更され、値下げされる可能性があります。
Photo:Concept Central/YouTube
- Original:https://iphone-mania.jp/news-577356/
- Source:iPhone Mania
- Author:FT729