米半導体メーカーのNVIDIAは、デジタルツインをクラウド越しに共有できるサービスGraphics Delivery Network(GDN)がAppleの複合現実(MR)ヘッドセットVision Proに対応したと発表しました。
新たなソフトウェアフレームワークを構築
NVIDIAのクラウドサービスのVision Pro対応が発表されたのは、人工知能(AI)カンファレンスNVIDIA GTCにおいてです。デモ動画では、デザイナーがVision Proを装着し、リアルタイム3DグラフィックコラボレーションプラットフォームOmniverse上で、CGIスタジオKatanaによって開発された自動車の注文仕様生産(コンフィグレータ)アプリを使用する様子が映し出されています。
より具体的には、Pixar、Apple、NVIDIAなどが相互運用を推進する3Dシーン規格「OpenUSD」のシーンを、Vision Proに高度な3D体験としてストリーミングできるNVIDIAのGDNに簡単に送信するための新たなソフトウェアフレームワークが、Omoniverse Cloud API上に構築されたとのことです。
Appleが目指すVision Proの使用法とは?
Appleはかねてから、Vision Proはエンターテインメントのためというよりも実務をこなすために開発されたと主張しており、今回のようなヘッドセットの使用法は同社の理にかなっていると言えます。
Vision Proは最近ポルシェの新型モデルの発表イベントにも登場しており、特別に開発されたサーキットコックピットアプリを使用する様子を確認することができます。
Photo: NVIDIA
- Original:https://iphone-mania.jp/news-577500/
- Source:iPhone Mania
- Author:lexi