Appleが昨年末に一般公開したセルフサービス修理プログラムの診断ツールは、デバイス分解で知られるiFixitから「かなり役立つ」との評価を得たことがわかりました。このツールは今年ヨーロッパ諸国でも利用可能となる見通しです。
テスト項目は多岐にわたる
Appleの診断ツールはWebベースで、コンピュータ上のブラウザで動作するようになっています。ツールを使用にするには、修理したいiPhoneの電源を切って両方の音量ボタンを押しながら電源に接続し、診断モードに設定する必要があります。診断モードになったら、iPhoneのシリアル番号をWebツールへと入力し、デバイスをワイヤレスで接続します。
診断ツールは様々なテストを行うことができますが、各テストごとに2、3分の時間がかかります。テスト項目はソフトウェアの確認、内部パーツの確認、オーディオ出力の確認、ディスプレイのピクセル異常の特定、マルチタッチの問題確認、Face IDやカメラのテストなど多岐にわたります。
Appleが作った割には評価できる
Appleの診断ツールがどのように機能するかを見れば、Appleの修理サポートに対する意欲の限界がわかるとのことですが、AppleがGenius Barで提供しているのと同程度の修理タスクを実行できるほどの機能に制限されているそうです。
「もしAppleが本当に環境への影響を懸念しているのではあれば、診断ツールはもっと多くのことができるはずだ」とiFixitは批判的であると同時に、「Appleが作ったということ自体が評価できるし、実際かなり役立つだろう」と楽観的な見方も示しています。
Photo: iFixit
- Original:https://iphone-mania.jp/news-577702/
- Source:iPhone Mania
- Author:lexi