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AppleのマイクロLEDディスプレイ内製計画が中止〜関連部署閉鎖し人員削減と報道

AppleはマイクロLEDディスプレイを内製し、Apple Watch Ultraをはじめ将来的に多くのApple製品に搭載していくと報告していたソースが、この計画が中止されたと報告しています。

ここ数カ月、多くの話題が飛び交っマイクロLEDディスプレイ搭載Apple Watch Ultraについて、実現の可能性はほぼなくなったことを意味します。

Bloombergがついに、開発中止と報道

Apple WatchへのマイクロLEDディスプレイ搭載計画は中止されておらず、サプライヤーの一部が撤退しただけと述べていたBloombergが、マイクロLEDディスプレイの内製計画自体が中止になったと報じています。

それに伴い、Appleは開発部署の閉鎖と従業員の配置転換を行う模様です。

Bloombergも開発中止を認めたことにより、アナリストのミンチー・クオ氏、DSCCのロス・ヤング氏を含め、サプライチェーン情報に詳しいソースがほぼ全て、Apple WatchへのマイクロLEDディスプレイ搭載計画が終了したと認識していることになります。

試作工場を整備も、今後閉鎖

Bloombergは他のソースよりも踏み込んでおり、AppleはマイクロLEDディスプレイ自体を内製すると伝えていました。

マイクロLEDディスプレイの内製計画は7年前に始まり、コードネーム「T159」のもとに試作工場を立ち上げて実際に試作を行ったとのことです。

しかし、実製品への搭載までには解決しなければならない技術的な課題が多く、現状では製造コストが高すぎるため、今回の計画中止に至ったようです。

FEDやSEDからの撤退と同じような状況か

今回の報道を目にし、かつて次世代ディスプレイとして期待された電界放出ディスプレイ(FED:Field Emission Display)および表面伝導型電子放出素子ディスプレイ(SED:Surface-conduction Electron-emitter Display)を思い出しました。

Appleほどの資本力があっても、革新的なディスプレイを開発し、適切な時期に市場に受け入れられる価格で提供することはかなり困難なのでしょう。

Photo:Apple, 画像内テキスト:iPhone Mania

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