確認されている限りで、Apple Vision Proの3例目の外科手術での使用例が報告されています。使用されたのはリバース型人工肩関節置換術という高度な治療法で、ヘッドセットを使うことで患者の転帰が改善されたとのことです。
先端医療施設の手術でVision Proが活用
Appleの複合現実（MR）ヘッドセットVision Proを使った手術は、米フロリダ州オーランドのAdventHealthイノベーションタワーという最近オープンしたばかりの医療施設で行われました。
AdventHealthとeXeXは2023年から病院の手術チームに空間コンピューティングと人工知能技術を導入していますが、今回Vision Proを使用してリバース型人工肩関節置換術を行ったのはG・ラッセル・ハフマン医学博士で、手術セットアップ、全ての物のリスト、手順ガイドへのホログラフィックでタッチフリーなアクセスが提供されたとのことです。
Vision Proが使用された結果、手術の効率が大幅に向上し、機器やワークフローの精度が高まり、患者の転帰が改善されたとのことです。
Appleはかねてから“プロ”仕様を強調
Apple Vision Proが活躍する専門職として、外科医、技術者、航空整備士が以前から挙げられていました。
Vision Proの開発に携わったAppleのテクノロジー開発部門のバイスプレジデント、マイク·ロックウェル氏いわく、「おもちゃではなく、ツールを作ることを念頭に置いている」とのことで、Vision Proの名に恥じないような“プロ”仕様に焦点が置かれているのが伺えます。
Photo: AdventHealth, Apple
- Original:https://iphone-mania.jp/news-578346/
- Source:iPhone Mania
- Author:lexi