チューダーを代表するコレクションのひとつ「ブラックベイ クロノ」。クラシカルなデザインと実用的な機能が多くの支持を集める人気モデルですが、そんな定番スポーツクロノグラフよりこの春発表された新作「ブラックベイ クロノ ピンク(品番:79360N-0019)」(79万2000円)が話題を呼んでいます。
注目を集めているのは意表を突いたダイヤルカラー。メインダイヤルの淡く優しいピンク色と、サブダイヤルとベゼルを引き締めるブラックのコントラストが実に新鮮。しかも生産数もごく限られたものと聞けば、時計好きならずともチェックせずにはいられない!
往年のヘリテージモデルから着想を得たレトロなディテールを備えたスポーツウォッチとして2017年にデビュー。現代のライフスタイルに添う実用性の高さに加え、トラディショナルにもスポーティにも、さらにはモードにも装える個性的なデザインで瞬く間に人気モデルの仲間入りを果たした「ブラックベイ クロノ」。
2022年に登場したイエローゴールド×ブラックモデルもセンセーショナルな驚きをもたらしましたが、今回登場したのは優美なピンク色をドーム型ダイヤルにまとったモデル。力強さを感じさせる野生的な印象のモデルが揃うなか、すみれ色を思わせる淡いカラーはかなり意表を突いたもの。
時計としての基本スペックは、逆パンダダイヤルを備えた「79360N-0001」など現行レギュラーモデルとほぼ同様。ケースは取り回しやすい41mmの316Lステンレススティール製で、固定ベゼルも同じく316Lステンレスを使用、マットブラックのアルマイト加工インサートとタキメーター目盛りを備えます。
シリーズ共通の特徴的な仕様として1969年以来チューダーの伝統となっている“スノーフレーク針”を採用。またこれも初期のチューダー クロノグラフに着想を得たものとして3時位置に45分カウンター、6時位置に日付表示窓を搭載、さらに操作性にこだわったプッシャーのデザインも伝統的な意匠を踏襲するもの。
ムーブメントもレギュラーモデルと同じく、約70時間のパワーリザーブと耐磁性に優れたシリコン製のバランススプリングを備えたCOSC認定のマニュファクチュール・クロノグラフキャリバー“MT5813”を搭載します。
一方でブレスレットに関してはレギュラーモデルとは異なり、細かなリンクで装着性に優れた5列リンクのブレスレットを採用。また工具不要の簡単な操作で、ユーザー自らの手でブレスレットの長さ調整を実現するチューダー独自の“T-fit”アジャスティングシステム付きクラスプを搭載します。
なおこの新作が発表される直前には、チューダーのブランドアンバサダーを務めるディヴィッド・ベッカム氏率いるインテル・マイアミCFの公式タイムキーパーとなることが発表されています。インテル・マイアミCFのユニフォームカラーでもある柔らかなピンク色をまとった新色モデル、ベッカム氏が身にまとったビジュアルにも注目です。
>> チューダー
<文/&GP>
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- Original:https://www.goodspress.jp/news/593975/
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