iPhone15シリーズやiPhone15 Proシリーズを含むiOS17実行モデルのロックを強制的に解除するツールである「GrayKey」を、米国の警察署などがいくらで調達しているかが明らかになりました。
GrayKeyの調達価格は約10,995ドル(約166万円)が基本で、これには30回分のロック強制解除代金が含まれています。
GrayKeyの販売だけではなくトレーニングも提供
米国で開示された公文書から、米国のある警察署ではGrayKeyを約10,995ドル(約166万円)で調達していることが確認されました。
これには30回分のロック強制解除代金が含まれており、以降は5回毎に3,845ドル(約58万600円)の追加料金が発生するようです。
このことから、最初の30回分のロック強制解除代金は約55,300円、追加分は1回あたり約117,000円とおよそ倍額になります。
さらに、GrayKeyでのロック強制解除作業を担当する警察官にはトレーニングが提供されており、訓練費はテキスト付きで1人あたり300ドル(約45,300円)になっている模様です。
最新のiOSとiPhoneに、随時対応するGrayKey
最新のGrayKeyでは、iPhoneのロックを解除するまでの時間が短縮されていると報告されています。
GrayKeyは、米国では警察署のみではなく米司法省やFBIも調達していることが判明しています。
iOSのアップデートによりGrayKeyでのロック強制解除ができなくなる場面もあるようですが、少し待てば最新のiOSにも対応していることが、今回の報道から確認されました。
Source:IT之家
- Original:https://iphone-mania.jp/news-578585/
- Source:iPhone Mania
- Author:FT729