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元Appleエンジニアが作ったHumane Ai Pin、散々な評価

iPhoneのユーザーインターフェースとインタラクションデザインを始めとする、数々のApple製品のデザインを手掛けたイムラン・シャウドリ氏が満を持して打ち出した人工知能(AI)デバイスHumaneAi Pinですが、実生活でのレビューの結果まったく使い物にならないことが明らかになった模様です。

インタラクションがしっかりとデザインされていない?

HumaneAi Pin」は、現行のスマホのディスプレイ中心のインタラクションに一石を投じるプロジェクションおよび音声ベースのデバイスとなっており、洋服の胸などに取り付けて操作を行えるようデザインされています。

デバイスのティーザーでは手のひらに映し出される青色のレーザーが未来的と期待感が高まっていましたが、このプロジェクションと手のジェスチャーによるインタラクションは全然使えないし、何より疲れるとAi Pinのレビューを行ったEngadgetの記者は報告しています。

また、ピンバッジのように磁石で服に取りつけること自体は問題ないものの、移動する場所に応じて上着の脱着を頻繁に行う現実社会ではデバイスを常に付け替えることが要求され、イライラするとのことです。

熱を帯びてやけどしそうになる

販売価格は699ドル(10万円超)と高価なデバイスであるにも関わらず、第1世代なため設計もあまりうまく行っていないのか、胸につけていると熱を帯びてきてやけどしそうになるとまさに散々です。

音声によるインタラクションも人目がはばかれられ、まったく使い物にならないというのが総合的な評価のようです。

アイブ氏のAIデバイスは大丈夫?

Apple元デザイン最高責任者のジョナサン・アイブ氏がOpenAIのサム・アルトマン氏とタッグを組みAIデバイスの開発を行っていると報じられていますが、今回のHumaneの失態により、試みがうまくいくか少し心配になってきました。

アイブ氏とアルトマン氏の両氏はもちろんAi Pinの評価を見ていると予想されるので、フィードバックを踏まえて同じような状態には陥らないよう頑張ってもらいたいものです。

Source: Patently Apple

Photo: Humane

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