Appleは6月に開催される今年の世界開発者会議(WWDC)で新たな人工知能(AI)機能の数々を発表すると噂されていますが、昨年12月にフランスの「Datakalab」というAIスタートアップ企業を買収していたことが明らかになりました。
オンデバイス処理に特化した企業
Appleが買収したDatakalabは、フランス政府やDisneyなどの格式の高いクライアントを抱えていた企業で、もともと省電力、高効率のクラウドに依存しないディープラーニングアルゴリズムを開発していたことで知られています。
Datakalabは顔認識と視覚データによって人間の感情を分析できる技術開発なども行っていましたが、Appleにとっては何よりもオンデバイスでプライバシーを重視したAI処理が行えることが大きかったと言えそうです。
iOS18では何が発表されるのか?
日曜恒例のマーク・ガーマン氏のニュースレター「PowerOn」によれば、Appleは「ユーザーの日々の暮らしの中で役立つAI」という路線でAI機能を展開していくとのことです。
AppleはAI開発においてはMicrosoftやGoogleなどの他の巨大テック企業に比べて遅れをとっているとされていますが、最近AIにおけるGoogleとのコラボが報じられるなど、当面は他社の協力を仰ぎながらその穴埋めを行っていくと推測されています。
Appleは自動車プロジェクトを諦めAIに専念
Appleは長年温めてきた自動運転車プロジェクトを今年になってから中止にしており、その結果多くの従業員が路頭に迷っていると報じられていました。
突然の方向転換でしたが、世の中の流れが急速にAIに向かっていく中での正しい犠牲だったと信じたいところです。
Source: Challenges via iPhoneSoft via MacRumors
- Original:https://iphone-mania.jp/news-579103/
- Source:iPhone Mania
- Author:lexi