2024年5月7日の発表が確実視されている12.9インチiPad Airには、エッジ型バックライトを採用した液晶ディスプレイが搭載されるとみられています。
一方、ミニLEDバックライトを採用した液晶ディスプレイ(以下、ミニLEDディスプレイ)を搭載する新しいiPadが、今年後半に発表されるとの噂があります。
新型iPad ProがM4(CPUID:T8132)を搭載、新型iPad AirがM2(CPUID:T8112)を搭載するのであれば、ミニLEDディスプレイ搭載iPadはM3(CPUID:T8122)を搭載する新機種かもしれません。
12.9インチミニLEDディスプレイ搭載iPadが今年後半に発表と噂
高いリーク情報的中率を誇る、DSCCの最高経営責任者(CEO)であるロス・ヤング氏が、Appleは12.9インチミニLEDディスプレイを搭載する新しいiPadと思われるデバイスを開発しており、2024年第4四半期(10月〜12月)に発売する可能性があると述べていました。
12.9インチミニLEDディスプレイは、現行モデルである12.9インチiPad Pro(第6世代)が搭載しています。
後継モデルとなる13インチiPad Proは、有機EL(OLED)ディスプレイを採用するとみられており、新機種として追加される12.9インチiPad Airには通常の液晶ディスプレイが採用された場合、ミニLEDディスプレイ搭載iPadは姿を消すことになります。
14インチiPadと同時発表の可能性があるのでは?
ミニLEDディスプレイは、MacBook Proや12.9インチiPad Pro(第6世代)に搭載されています。
そのため、今年後半に発売される可能性がある新しいiPadもiPad Airよりも上位モデルとなることは確実でしょう。
Appleは14インチディスプレイを搭載するiPadを開発しているとの噂がありましたが、最近は聞かれなくなっていました。このモデルはディスプレイサイズを拡大した廉価版のiPadというものと、14インチiPad Proとの2種類の噂がありました。
新機種であれば、こうした混乱が起きたのもあり得ます。
その場合、12.9インチミニLEDディスプレイを搭載する新しいiPadに加え、14インチミニLEDディスプレイを搭載するiPadも発表される可能性が考えられます。
新機種の名称はiPad Studioでは?
iPadに新機種を追加する理由としてあり得るのは、新型iPad Proの販売価格が高価になりすぎるため、新型iPad Airとの間を埋める機種が必要になることです。
また、新機種を追加してバリエーションを増やし、販売台数増加を実現したいのかもしれません。
その場合、サブネームとしてPro Display XDRに対するStudio Display、Mac Proに対するMac Studioのように、”Studio”を採用する可能性があるのではないかと筆者は予想しています。
2024年末のiPadシリーズのラインナップを独自予想
新型iPad ProがM4を搭載し、新型iPad AirにM2が搭載された場合、今年末のiPadのラインナップは、下記のようになると予想されます。
- M4搭載11インチ/13インチiPad Pro
- M3搭載12.9インチ/14インチiPad Studio
- M2搭載10.9インチ/12.9インチiPad Air
- iPad(第11世代)
- iPad mini 6
M3発表から半年でM4を発表し、Macよりも先にiPadに搭載はあり得る??
ただし、順当に考えれば新型iPad ProにはM3が搭載される可能性が高く、もしもM4が搭載されるとすれば、M3発表からわずか半年で新チップが登場することになります。
M4の製造はTSMCが担うと考えられ、製造プロセスをM3のN3Bから改良型3nmプロセスであるN3Eに切り替えると思われますが、その場合、iPhone16 Proシリーズ用A18 Proよりも先に最新プロセスを使うことになります。
また、Macよりも先にiPadに最新のMシリーズチップが搭載されることになりますが、これらはあり得るのでしょうか?
Photo:Apple, 画像内テキスト:iPhone Mania
- Original:https://iphone-mania.jp/news-579355/
- Source:iPhone Mania
- Author:FT729