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ソニー製イメージセンサーにアライアンスで対抗〜Samsung、5億画素を市場投入計画

ソニー製イメージセンサーのシェアを奪うため、Samsung Electronicsが台湾UMCとアライアンスを結ぶことが明らかになりました。

Samsung Electronicsはイメージセンサー事業を強化し、2025年に5億画素イメージセンサーを投入するとの噂があります。

ソニーとのシェアを埋めるため、UMCと協業へ

Samsung ElectronicsとUMCのアライアンス締結により、ISOCELLイメージセンサーの生産効率向上が実現、卸価格値下げに繋がる見通しです。

イメージセンサー市場ではソニーのシェアが50%超と最も高く、iPhone向けなど十分な売上高を確保できる顧客を抑えています。

一方、Samsung ElectronicsのイメージセンサーはGalaxyシリーズやPixelシリーズの一部カメラの他、廉価なAndroidスマートフォンにも採用されていますので、モバイルデバイス用イメージセンサー事業においてソニーよりも利益率が低いと推察されます。

利益率の低い家電向けイメージセンサーをUMCに委託

UMCに製造委託されるイメージセンサーも、利益率が低い家電向けなどのもので、製造プロセスもUMCの主要ラインである22nmや28nmなど減価償却が済んでいるような”枯れた”半導体製造プロセスを用いる模様です。

ただし、最先端プロセスではないため歩留まり率は高く、製造コストを安く抑えることが可能です。

2025年に5億画素イメージセンサー投入を計画

Samsung Electronicsは廉価なイメージセンサーの製造をUMCに委託する一方、自社工場では高性能イメージセンサーの製造を強化する見込みです。

Samsung Electronicsは2025年に5億画素イメージセンサーを市場投入予定で、量産が間に合えばGalaxy S25 Ultraに搭載されるかもしれません。

Source:Business Korea

Photo:Apple Hub(@theapplehub)/X

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