【男前マルチツールの世界】
マルチツール。それは、手に収まるほどのコンパクトなボディにさまざまな道具を詰め込んだ“ハンドツール”。とかく専用ツールに比べ「間に合わせ」と思われがちですが、そこにはマルチツールだからこそ味わえる奥深い世界が存在します。
男前なマルチツールの魅力を紹介する連載第46回はGERBER「CHONK」(実勢価格:1760円)です。
■日々持ち歩くからこそ“かっこいい”かは重要
グリーンシーズン到来で、我が田舎はキャンパーでにぎわっています。今回紹介するのは、アウトドア アメリカンブランド GERBER(ガーバー)から生まれた、無骨でありながらも魅力的なナイフレスプライバーです。外見だけでなく機能性もバッチリで、無骨で男前な雰囲気が漂います。ちょっとしたプチギフトにも最適。
サンドブラスト処理で仕上げられたステンレスボディにクールな等高線柄のアルミハンドルが見事に融合しています。
機能は6種類。プライバー、栓抜き、釘抜き、マイナスドライバー大小、ワイヤーストリッパーです。主力は栓抜きとプライバーですが、人によって使い道は千差万別。私なら、こびりついた何かを削り取るスクレイパーとしても活用するでしょう。
こういったバーツールはEDC(EveryDay Curry)することが前提のアイテムです。つまり、日頃から持ち歩きたいと思えるデザインであることが重要です。どんなに多機能でも大きすぎたり、重すぎたり、不格好だとその気が失せます。いかにカッコ良いか、これは重要なファクターです。
トルクスボルトで固定されたクリップは、ボディと同様にステンレス製。ポケットにしっかり挟める強度があります。
ホールの直径は約15mm。キーリングやランヤードを通せば、持ち運びが更に簡単に。サンドブラスト処理されたステンレスは、傷や塗装の剥げを気にせずラフに使える点も魅力です。
実際にこの厚さで釘を抜く人は少ないでしょうが、4mmのステンレス鋼だから、ツールが曲がる心配は皆無。プライバーとしては、信頼できる強度があります。
厚みのあるボディが栓の縁にしっかりかかり、10cmの長さが力を入れやすくしています。ポータブルでありながら、必要以上の性能を備えているので、どんな場面でも頼れる相棒になります。
ナイフレスであるため、日常的にも、旅行にも、どんな場面でも安心して持ち歩けます。EDCツールの中でも、この手頃な価格は特に推しポイントです。
<取材・文/GOL>
GOL|現在、東京近郊の山村と都会で二拠点生活をしています。ライター業がメインですが、地方の魅力発信にも力を入れています。実地でのレビューがしやすい環境を活かしてアイテムを紹介していきます。
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- Original:https://www.goodspress.jp/reports/603518/
- Source:&GP
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