Apple製品といえば、iPhoneやiPadと冒頭につけられる“i”が特徴となっていますが、Appleは製品ラインからこの“i”を完全に取り払う方向に向かう可能性が示唆されています。Appleの元広告責任者ケン・セガール氏が、Wiredのインタビューでその理由を詳しく語っています。
iMacから始まった“i”製品
Appleの“i”製品の始まりは1998年のiMacです。当時、セガール氏がスティーブ・ジョブズ氏を説得する形で実現したとされていますが、“internet”につながっているデバイスがほとんどとなった今ではその意味合いはかなり薄くなってきているのが現状です。
現在も“i”を冠しているApple製品は、iPhone、iPad、iMac、iCloud、iMessageのみとなっており、ここ10年間ほどでiPodとiSightが製品ラインナップから離脱しています。
“iWatch”の商標登録失敗から変わった流れ
2014年に発表されたApple WatchがAppleにとって“i”からの脱却のきっかけになったのは間違いありません。Appleはもともとウェアラブルデバイスの呼称を“iWatch”にしようと画策していましたが、他社の商標に阻まれ、登録が失敗に終わってしまったといわれています。
Apple Watchから生まれたApple製品の新たな呼称の流れは、最新のデバイスカテゴリApple Vision Proにも引き継がれています。これから他の製品も“i”からの脱却を図った場合、どのような呼称になるのでしょうか。
「Apple Phone」が登場?
“i”のつくApple製品として最も重要なのがiPhoneですが、これからブランディングの統一性がさらに強調されていったとき、「Apple Phone」へと呼称が変更される可能性も十分考えられそうです。
その他の“i”のつく製品も、「Apple Pad」「Apple Cloud」などと変更されていくのでしょうか。
Appleは他にもiOS、iPadOS、iMovieを抱えていますが、iPhotoはすでにPhotos(写真)へと呼称変更を遂げており、進展の兆しがすでに見えています。
Source: Wired via AppleInsider
- Original:https://iphone-mania.jp/news-580781/
- Source:iPhone Mania
- Author:lexi