【ネット通販安くて良いモノ最強活用術】
年間1100万人以上もの人々が利用するZOZOTOWN(ゾゾタウン)。圧倒的な品揃えとユーザーを魅了するサービスの数々で、日本を代表するファッションECサイトとなったこのサイトの実力をあらためてチェックしよう。
* * *
近年のファッションECサイトの急成長はコロナ禍がきっかけと言われる。だが、生活にコロナ禍以前のような日常が戻った今もなお、オンラインで洋服を買う人の数は一向に減る気配がない。
「以前は、日用品はともかく、服を買うのは実店舗、と決めていました。ですが、2年ほど前からファッションECサイトを利用するうちに、その便利さにすっかりハマってしまって。だって、何か気になるアイテムがある場合、あちこちのサイトをチェックする必要がなく、ひとつのサイトだけで人気ブランドのアイテムをチェックして、比較できるんですから」
そう語るのはファッションエディターの押条良太氏。
「使うのはもっぱらゾゾタウンです。ブランドやアイテムの数がずば抜けていて、そのうえ買い物をアシストするサービスも盛りだくさん。特にマルチサイズとゾゾマットには驚かされました。パンツや靴は実店舗での試着がマストと思い込んでいましたが、これらのサービスを使えば、オンラインでも自分に合ったサイズを手に入れることができるんです。ほかにも買い替え割やWEARとの連携など、“かゆいところに手が届く”サービスがうれしい」
ブランドや商品の数を増大させる一方で、サービスの拡充や使いやすさのアップデートにも力を注ぐ。ゾゾタウンがファッション通販サイトの王者といわれるゆえんはここにある。
MEN'S CLUB編集部を経てフリーのファッションエディターに。定番アイテムをこよなく愛し、その魅力を深掘りする記事づくりを得意とする。神奈川県葉山在住で、趣味はサーフィン
<ZOZOTOWNとは?>
いわずと知れた日本最大級のファッション通販サイトは、1600以上のショップと9000以上のブランド(2023年12月末時点)を取り扱う。さらにアイテム数は常時95万点以上、新着商品の掲載は毎日平均2900点以上とケタ違いのスケールを見せつける。“即日配送サービス”や“ギフトラッピング”、支払いを2カ月後にできる“ツケ払い”などサービスも大充実。
■アイコンのゴールデンフリースを前面に
「ブルックス ブラザーズ コットンツイル GFロゴ ベースボールキャップ」(7700円)
ともすると子供っぽく見えがちなベースボールキャップですが、ブルックスブラザーズのこちらはロゴが小ぶりで、主張が控えめ。大人っぽいから、キレイめな着こなしにもばっちりハマります(押条さん)
コットンのツイル生地が使用されたベースボールキャップは、アメトラの殿堂ブランドの定番アイテム。正面にはアイコンのゴールデンフリースが、背面にはブランドの創業年である「1818」が刺しゅうでデザインされている。後部のアジャスターでサイズ調整も可能。4色展開。
■今をときめくイラストレーターの作品を大胆に
コールマン×matsui×フリークス ストア
「別注 コールマン サンダル」(2750円)
サーファーにとってビーサンは駐車場⇔ビーチを移動するための必需品。こちらはカラフルなデザインのおかげで、砂浜でも見つけやすくてオススメの一足です(押条さん)
軽く耐久性のあるビーチサンダルを彩るのは、国内外から注目を集めるイラストレーター、matsui氏が描き下ろしたアートワーク。コールマンの名作ランプのイラストがアウトドア好きの心をくすぐる。購入時はプレートにセットされているので、そのまま部屋に飾るのもアリ。2色展開。
■上品さと清涼感をあわせ持つ半袖BDシャツ
サウスウィック
「ストライプ プルオーバー ボタンダウンシャツ」(1万9800円)
アメトラ界のレジェンドというべき名門ブランド、サウスウィックのプルオーバー型ボタンダウンシャツ。ハリのある薄手のポプリン生地とブルーのロンドンストライプが涼しげなイメージを演出する。縫製はシップスが独自に開拓したアメリカの名門シャツファクトリーが担当。3色展開。
■シルエットバランスも経年変化の味も絶品級
ノーティカ
「イージー チノパンツⅡ」(1万3970円)
ニューヨーク生まれのノーティカは、プレッピーテイストを感じさせるマリンルックが今の気分にフィットする。新作のイージーパンツはワイドなテーパードシルエットで、生地は着込むほどに当たりやシワが生まれるコットンスラブ。ウエストはイージーパンツ風のベルトレス仕様に。5色展開。
■’90年代の大ヒットシューズが人気再燃中
ノースウェーブ
「エスプレッソ」(2万1780円)
1980年代にイタリアで設立されたスノボブランドは、スニーカーにスノボブーツのソールを組み合わせた“アフタースノーボードシューズ”で有名に。厚さ約4cmのミッドソールを持つ「エスプレッソ」は1990年代の日本のストリートでも大ブレイク。ムラサキスポーツで展開中。4色展開。
■スポーツにも使える快適サングラスといえば…
アイヴォル
「コンロンⅢ」(2万2000円)
街でもスポーツでも使えるハイブリッドサングラスのさきがけ「アイヴォル」。軽量&グリップ力に優れたTPE素材を使った可動式ノーズパッドやテンプルが快適な掛け心地を実現する。この夏の狙い目はウェリントンとティアドロップを掛け合わせたこちらのモデル。ムラサキスポーツで発見。3色展開。
■伝説の“フジツボダイバー”の系譜を継ぐ名機
シチズン
「プロマスター メカニカルダイバー200m」(10万7800円)
年々名作ウォッチの品揃えも厚みを増すZOZOTOWN。私が狙うのは、“価格以上のイバリがきくダイバーズウォッチ”。海中での視認性を追求した無駄のないデザインが男ゴコロに響きます(押条さん)
海に落ちてフジツボに覆われながらも動き続けていた通称・フジツボダイバーのデザインを継承したダイバーズウォッチがこちら。約42時間パワーリザーブの強化耐磁仕様ムーブメントやスーパーチタニウムケースなどスペックは現代的にアップデートされている点にも注目。41mm径、自動巻き。
■カジュアルにもキレイめにも合う万能デイパ
スタンダードサプライ
「シンプリシティ デイリーデイパック」(1万9800円)
装飾性が削ぎ落されたシンプルデザインは、アメカジからセットアップまで合わせる着こなしを選びません。じつは3つ持っていて、家族でシェア使いしています。ロクヨンクロスの風合いも好き(押条さん)
日本の実力派バッグブランドの代表作といえば、ティアドロップ型のデイパック。ロゴなども省略されたシンプルなデザインながら、丈夫なロクヨンクロスやパッド入りのショルダーハーネスなどユーザー思いなディテールが随所に。豊富なカラーバリエーションも魅力。W33×H45×D12cm。11色展開。
■青空のような爽快ブルーがテンションを上げる
ザ・ノース・フェイス
「バーサタイルミッド ショーツ」(7700円)
とにかく軽く、サラッとした肌触りがやみつきに。3枚持っていて、夏場はローテーションしてはいています。7000円台というリーズナブルなプライスながら、ロゴが刺しゅうになっているなど高級感もあるんです(押条さん)
グリーンレーベル リラクシングで見つけた膝上丈のショーツは、ザ・ノース・フェイスの定番モデル。マットな風合いの軽量ナイロンは、表面にはっ水加工が施されているため、水場のアクティビティにも対応する。ほかにもUVケア機能や静電気の発生を抑える機能も。3色展開。
▼オンライン限定のレアアイテムも見逃せない
ZOZOTOWNで服を買うもうひとつの理由。それがオンライン限定のアイテムだ。実店舗ではお目にかかれないプレミアムなアイテムが服好きの所有欲をびんびん刺激する。売り切れる前にチェック!
■普段使いにもキャンプにもちょうどイイ
スノーピーク
「キャンバス“野遊び”トートバッグ」(1万450円)
この手のトートってポケットがほとんどなくて、収納力がイマイチなものが少なくありません。その点、このトートはポケットも充実していて、普段使いにもばっちりです。さすがはスノーピーク!(押条さん)
スノーピークがオンラインストア限定で展開している人気トートバッグに新色のネイビーがラインアップされた。ボディは厚みのある頑丈なコットンキャンバスで、外側と内側にそれぞれふたつのポケットを装備。フロントにはおなじみのブランドロゴが刺しゅうされている。Mサイズ。W27×H34×D16cm
■胸&背中のクロックエンブレムが抜群の存在感
ラコステ
「オーバーサイズ バックプリント Tシャツ」(7700円)
ゆったりめのサイズ感ですが、サイズバランスや上質なコットンのおかげで、だらしなく見えないのがイイ(押条さん)
ドロップしたショルダーや幅広の身頃など、オーバーサイズシルエットが今っぽい雰囲気を演出するTシャツ。胸元にデザインされたラバープリントのクロックエンブレムに加え、背中にも特大のエンブレムが。ボディには毛羽立ちが少なく、かつ肌触りがソフトなコットン100%が使用されている。3色展開。
■メッセンジャー仕込みの技ありディテール満載
マンハッタンポーテージ
「ダコタ バックパック」(1万1880円)
メッセンジャーバッグで知られるニューヨークブランドはバックパックも名作揃い。中でも男女を問わず人気のモデルがオンライン限定の「ダコタ バックパック」だ。ボディは丈夫なコーデュラ ナイロンで、主室の口はバックル×ドローコードで荷物の飛び出しを防ぐ設計に。ブラックのみ。W30×H41×D17cm
■ワイドシルエットなのに脚がすっきり見える
ジャーナル スタンダード
「バルーンデニム カーゴパンツ」(1万2100円)
大ヒットを記録した「バルーンデニム」のカーゴパンツタイプがZOZOTOWN限定でリリースされた。両サイドにデザインされた大型カーゴポケットがスタイリングのアクセントに。ゆったりとした股上&ワタリから、裾にかけてキュッとテーパードしていく“バルーンシルエット”が脚をすっきり見せる。8色展開。
▼買い物をアシストするZOZOTOWNの名物サービス
ZOZOTOWNのストロングポイントはブランドや商品の数だけではない。ユーザーの買い物を快適にアシストする独自のサービスもまた、このファッションECサイトが絶大な支持率を獲得している理由のひとつなのだ。
■3D計測によって足と相性のいい靴探しをサポート
シューズを買う時は「ZOZOMAT」が役に立つ。これは自分の足型をミリ単位で3D計測し、そのデータに基づいて足と相性のいい靴を表示してくれるサービス。靴の専門モール「ZOZOSHOES」でも利用できる。「ZOZOMAT」の利用は送料含め無料というのもうれしい。
■身長と体重を選択するだけで理想のサイズがわかる
「試着ができない」のがファッション通販サイトの弱点だが、ZOZOTOWNには「マルチサイズ」という奥の手が。これは身長と体重を選択するだけで自分に合ったサイズを教えてくれるサービス。対象アイテムには「MS マルチサイズ」と記載されているため、ぜひ活用したい。
■使わないアイテムを下取りに出せば新品をお得に購入できる
「買い替え割」とは、ZOZOTOWNで新品のアイテムを購入する際、過去に同サイトで購入したアイテムを下取りに出せば、その金額分を値引きしてくれるサービス。また、ZOZOTOWNで購入したアイテムをZOZOポイントにいつでも交換できる「いつでも買い替え割」も好評だ。
■デザイナーズ&ラグジュアリーブランドに特化したゾーン
2021年の春に復活を遂げた「ZOZOVILLA」は、デザイナーズやラグジュアリーブランドに特化したゾーン。「ロエベ」や「クロエ」、「アンダーカバー」といった国内外で高い人気を誇る約180ブランド(2023年12月末時点)のアイテムを取り揃え、ファッション好きのニーズに応えている。
■コーディネートアプリでトレンドの着こなし方がわかる
「気になる服があるけど、どう着こなせばいいかがわからない」。そんな時もZOZOTOWNにお任せあれ。日本最大級のファッションコーディネートアプリ「WEAR」との連携によって、1400万件以上(2023年12月末時点)のコーディネートから、気になるアイテムの着こなし方を知ることができる。
※2024年5月7日発売「GoodsPress」6月号44-47ページの記事をもとに構成しています
<構成・文/押条良太(押条事務所)>
【関連記事】
◆ポケッタブルな「デサント オルテライン エイティワン」新作ウエア。はっ水性アリで梅雨にもぴったり
◆セットアップで着たい。PAIKAJI×東急ホテルズのリゾートライクなウエアがヌケ感最高
◆構想40年。今治タオルメーカーがたどり着いた「理想的なタオルTシャツ」の着心地やいかに?
- Original:https://www.goodspress.jp/features/603982/
- Source:&GP
- Author:&GP