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旅行カバンは+α機能で選ぶ<トラベル部門>【カバン&バックパック大賞2024】

【カバン&バックパック大賞2024】

旅行の機運が高まり、今年こそ旅に出かけたいと思っている人も多いはず。そんな久しぶりの旅行を快適に楽しむなら、旅行カバンを新調するのも一手。中でも便利機能を備えた最新モデルは使い勝手抜群!

*  *  *

旅行カバンの定番といえばキャリーケース。年々進化を遂げ、軽さや耐久性、キャスターの静音性、取り回しやすさといった本質的な機能を追求したモデルが多数登場している。さらに、このほか便利な機能をプラスしたモデルも増えており、人気が高いとカバンに詳しいエディターの津田さんは話す。

「ハードケースなのに容量を拡張可能、大型ケースなのにフロントポケットを搭載、省スペースで開閉できる構造など、利便性がアップしたスーツケースが登場しています」

その一方、アクティブに旅行を楽しめるソフトケースにも注目していると津田さんは言う。

「キャリーケースと比べて機動力が段違いです。坂道や階段も気にせず素早く移動でき、人混みでも歩きやすい。1~2泊の短期旅行であればソフトケースのほうが快適かもしれません」

そんなハード&ソフトケースから、それぞれ便利機能を備えた優秀モノを選出。旅行先や荷物量と相談しながら、自分に合った旅行カバンを選んでほしい。

フリーエディター/津田昌宏さん
ファッション誌、モノ情報誌の編集部を経て独立。現在はフリーランスの編集・ライターとして活躍。アパレルから家電まで守備範囲が広く、その中でもカバンに詳しい

 

 

<カバン&バックパック大賞>

ートラベル部門 ハードケースー

【大賞】マチ幅を拡張でき旅先で荷物が増えても安心の軽量キャリー

ビクトリノックス
「エアロックス アドバンスト グローバルキャリーオン」(5万9400円)

何より使いやすくて格好良い。そして収納スペースを拡張できるため、旅行先でおみやげを買いすぎても安心です(津田さん)

使い勝手抜群の軽量キャリー。2つのディバイダーを備えたバタフライ開閉システムにより、メッシュパネルが邪魔することなく、ケース内部の両側を簡単にパッキング可。11年保証。35-44L、W40×H55×D20-24cm、2.9kg

▲洗練されたグレーの「ストーム」に注目。光が当たるとわずかにグリーンの色合いを帯びる

▲内部は考え抜かれたデザイン。軽量な抗菌裏地を使用し、メッシュパネルにポケットを搭載

▲マチ幅を4cm拡張できるエキスパンダブル仕様。収納スペースが広がるため使い勝手が良い

 

■フロントポケットを搭載し収納性に特化したキャリーケース

プロテカ
「ポケットライナー2 74L」(8万2500円)

大型キャリーケースでフロントポケット付きは珍しい。チケットや身の回りの小物を素早く出し入れできて便利です(津田さん)

ケースを立てた状態で開閉できるフロントポケットを備え、移動中でも荷物を簡単に出し入れできるのが特徴。静音性に優れたキャスターを採用し、手元で操作できるストッパーも搭載。74L、W48×H69×D28cm、5.2kg

▲便利なフロントポケットを搭載。内部にPCスリーブなども備え、メイン室へもアクセス可能

▲メイン室の片面には、小物などを収納できるメッシュポケットを備える。収納性が高い

 

■省スペースで荷造りできるフロントオープン構造

ロジェール
「Cubo Medium」(5万5000円)

フロントオープン構造が秀逸。省スペースで荷造りできるのはもちろん、荷物が詰まった状態でも開閉しやすい!(津田さん)

本体を寝かせて前面を開く独自デザインのため、省スペースで荷造り可能。この構造により荷室が深く、箱型の大きな荷物も収納できる。マチ幅を拡張できるエキスパンション機能も搭載。70(77)L、W45×H65×D30(33)cm、4.3kg

▲本体の周囲に配置されたファスナーを開くと、マチ幅を拡張できるエキスパンダブル仕様

▲前面トビラを開いてメイン室にアクセスする構造。トビラ裏には多彩なポケットを備える

 

■雨や衝撃から大事な荷物を守る堅牢キャリーケース

プロテックス
「FPZ-09」(7万6890円)

高い堅牢性を備えながら、便利なフロントオープン機能を搭載しているのが魅力。本体部は雨にも強いのが嬉しい(津田さん)

堅牢ケース専門ブランドの人気モデルに新色オーシャンブルーが登場。メイン室の収納物を衝撃から守るフレーム設計とリブ(凹凸)構造になっている。フロントオープン仕様で使い勝手も抜群。約60L、約W47×H63.5×D29cm、約5.5kg

▲フロントスペースに17インチ対応のPCポケットを備える

▲フロントスペースの開閉部分にはTSAロックを搭載

▲防塵防滴を実現するラッチロック式を採用。ガジェットや精密機器も安心して持ち運べる

 

<カバン&バックパック大賞>

ートラベル部門 ソフトケースー

▲(右)ミレスト「STLAKT バックパック」、(左)ミレスト「STLAKT 3WAY ボストンキャリー」

【大賞】ミニマムデザインで汎用性が高いトート持ちもできるバックパック

ミレスト
「STLAKT バックパック」(1万9800円)

ミレストの「ストラクト」シリーズは、上質でベーシックなデザインに、便利な機能が詰まったトラベルラインです!(津田さん)

軽量かつ高強度のコーデュラナイロンを使用した2WAY仕様のバックパック。開口部にファスナーが付いており、簡易ロック機能も搭載。背負ったままでもアクセスできる背面のファスナーポケットも便利。W30×H46×D16cm

▲内装にクッション付きスリーブポケットを装備。15インチまでのノートPCを収納できる

▲外装に縦型のフロントポケットや、ボトルなどの収納に便利なサイドポケットを備える

▲背面にはキャリーオン用のテープ付き。キャリーケースとあわせて長期旅行でも活躍

 

■Y字ファスナーを採用した3WAYボストンキャリー

ミレスト
「STLAKT 3WAY ボストンキャリー」(2万4200円)

荷物量やシーンに合わせてボストンバッグ、キャリーケース、ショルダーバッグに使い分けられる3WAYバッグ。開口部にY字ファスナーを採用しているため大きく開いて荷造りしやすい。容量は約42L。W55×H25×D30cm

▲縦置きでも横置きでも開閉しやすいY字ファスナーを採用。大きな荷物も収納しやすい

▲底面が直接地面に触れないため、汚れや衝撃を軽減できる。持ち上げやすいハンドル付き

▲簡易防犯としてカラビナロック付きのロープを備え、テーブルの脚やイスなどに固定できる

 

■キャリーケース感覚で使える収納性に優れたバックパック

インケース
「A.R.C. Travel Pack」(3万9600円)

靴を収納できるボトムポケットまで備え、収納面に関しては“全部入り”。旅行や出張を身軽に楽しめるバッグです(津田さん)

旅行カバンとして使いやすいバタフライオープン構造のバックパック。水や汚れに強い撥水コーティング生地を使用しているのもポイント。さらにマチ幅を約8㎝拡張できるエキスパンション機能も搭載。約W33×H49×D21cm

▲メイン室はキャリーケースのようにコの字に開く。仕切りを備え、衣類も整理収納できる

▲背面にPCスペースを備える。ポケットも多く、フロントポケット上段は小物収納に便利

 

■撥水加工が施されたタフ素材を使用!汎用性の高さも魅力

フィルソン
「24-HOUR TIN CLOTH BRIEFCASE」(8万5800円)

生地の質感やレザー使いなど、デザイン性の高さも魅力です。トロリーストラップが付いているのも見逃せません(津田さん)

パラフィンワックスとオイルを染み込ませたダックキャンバス素材を使用。優れた耐久性と耐水性を備える。見た目以上の収納力を誇り、PCスリーブも搭載しているため、旅行だけでなく普段使いにも対応。約W40.6×H30.5×D10cm

▲メイン室に15インチ対応のパッド入りPCスリーブを搭載。背面にもポケットが付いている

▲フロントポケットはマチ付きで大容量。さらに内ポケットを備え、旅行の小物収納に便利

 

■雨にも強いタフ素材を使用しバックパックに早変わり!

スーリー
「Thule Chasm 70Lダッフルバッグ」(3万3000円)

ラフに使える丈夫な作りがポイント。背負うこともでき、未舗装路が多い地域へ旅行する際に大活躍するバッグです(津田さん)

バックパックとしても使えるダッフルバッグ。風雨や汚れに強い丈夫なターポリン素材を使用しており、中の荷物を保護しながら持ち運べる。両サイドにハンドルを備え、持ち上げもしやすい。W69×H40×D31cm

▲メイン室は大容量で、大きく開くため荷造りしやすい。フラップ裏にポケットを搭載

▲バッグインバッグとして使用できる便利なキャリーケースが付属。パッキングをサポート

※2024年5月7日発売「GoodsPress」6月号70-73ページの記事をもとに構成しています

>> 特集【カバン&バックパック大賞2024】

<取材・文/マルニツタ 写真/野町修平(P70-72)>

 

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