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iPadがシェア48.5%で独走!2023年度国内タブレット出荷

2023年度通期(2023年4月〜2024年3月)の国内タブレット端末出荷台数は、GIGAスクール構想特需でピークだった2020年度の約半数となる589万台で、2013年度以降で最少となりました。メーカー別シェアは、AppleのiPadが出荷台数を減らしながらも14年連続のトップを堅持しています。

2023年度の出荷台数は2020年度の約半数

MM総研は6月12日、2023年度通期(2023年4月〜2024年3月)の国内タブレット端末出荷台数の調査結果を公開しました。

出荷台数は589万台で、前年度比10.6%の減少となりました。この出荷台数は、2013年度以降では過去最少です。

「GIGAスクール構想」特需で過去最高の1,152万台を記録した2020年度のおよそ半数にとどまっています。

iPadがシェア48.5%で14年連続トップ

メーカー別では、AppleのiPadシリーズが285.4万台を出荷、シェア48.5%を獲得しました。出荷台数、シェアともに2022年度を下回ったものの、14年連続のトップを維持しています。

2位以下は、NECレノボ、Microsoft、LIMNO(リムノ)が続いており、上位4メーカーでシェア78.6%を占めています。なお、LIMNOの前身は鳥取三洋で(2023年1月に社名変更)、通信教育用や法人向けタブレットを展開しています。

OS別シェアはiPadOS、Android、Windowsの順

OS別シェアでは、iPadOSがシェア48.5%で首位を維持しています。2位がAndroid、3位がWindowsと続いています。Androidが3年連続2位となりました。

2024年度後半からはGIGAスクール端末の買い替え需要で出荷増

MM総研は、2024年度のタブレット出荷台数を704万台(前年度比19.5%増加)と予測しています。

出荷台数増加の要因としてMM総研は、2024年度下期(2024年10月〜2025年3月)から2026年度にGIGAスクール構想端末の買い替えが見込まれるほか、スマートフォンも展開するApple以外のメーカー(Samsung、Xiaomi、Oppo)の出荷台数増加が期待されることを挙げています。

国内のタブレット端末出荷は、全国的に大規模な台数が動くGIGAスクール構想の需要に影響される状況が続きそうです。

iPadOS18はiPad(第7世代)などに対応

日本時間6月11日に発表され、2024年秋に公開予定のiPadOS18は、2019年発売のiPad(第7世代)以降などが対応しており、2018年発売のiPad(第6世代)や、2017年発売の12.9インチiPad Pro(第2世代)はサポート対象外となります。

また、高度なAIを活用できる新機能Apple Intelligenceが利用できるiPadは、M1以降のAppleシリコンを搭載したモデルに限られます。

Source: MM総研

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