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Apple Watch Series 10の睡眠時無呼吸症候群検知のため?特許出願

Appleが、Apple Watchの本体に加えバンドにもセンサーを追加し、呼吸数測定機能を追加することを検討している可能性があるのが、米国特許商標庁(USPTO)に出願された特許情報から明らかになりました。

将来のApple Watchに搭載される可能性がある呼吸数センサー

現地時間2024年6月13日にUSPTOに出願された特許は、「呼吸数測定機能」と題されたものです。

Apple Watchで呼吸数の測定が可能になれば、フィットネスに伴う呼吸数変動に加え、睡眠時の呼吸数もモニタリング可能になります。

このことは、Apple Watch Series 10に搭載されると噂の睡眠時無呼吸症候群検知機能の実現に役立つことに繋がります。

呼吸数測定の仕組み

呼吸数の測定は、Apple Watch本体に搭載されたセンサー(下記図表2Bの210b)と、Apple Watchバンドに搭載されたセンサー(下記図表2Aの210a)の間でのインピーダンス変化(下記図表4)をもとに算出されます。

そのため、呼吸数測定機能が搭載された場合、発売直後は専用センサーを搭載する純正バンドが必須でしょう。

Apple Watch Series 10では、バンドの取付機構が変更されるとの噂がありますが、少なくとも何らかの通信用端子は存在し続けることになりそうです。

睡眠時無呼吸症候群検知に有用な2つのセンサー

Apple Watch Series 10での睡眠時無呼吸症候群の検知は、呼吸数センサーと血中酸素濃度測定センサーの組み合わせで実現されるとみられています。

睡眠時無呼吸症候群においてユーザーの呼吸数が停止している期間は、血中酸素濃度が低下しますので、この2つのセンサーを組み合わせることで測定精度があがります。

ただし、血中酸素濃度センサー技術について米国では、同センサーの特許を保有するMasimoとの間でもめていますので、Apple Watch Series 10発売後すぐに実現するかは不明です。

成り行きをみると、AppleがMasimoに特許使用料を支払って和解するのが妥当な解決策に感じます。

Source:USPTO via Patently Apple

Photo:Apple Hub/Facebook

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