Snapdragon 8 Gen 3の動作周波数向上版であるSnapdragon 8 Gen 3 Advanced Editionでは、超高性能コアであるArm Cortex-X4の動作周波数が3.4GHzに引き上げられる可能性が指摘されています。
Snapdragon 8 Gen 3 Advanced Editionの仕様
Snapdragon 8 Gen 3の超高性能コアの動作周波数が3.3GHzなのに対し、Snapdragon 8 Gen 3 Advanced Editionのそれは3.4GHzに向上する見通しです。
投稿された比較画像では、下記画像左側のSnapdragon 8 Gen 3の最高動作周波数が3,302Mhz(3.302GHz)なのに対し、右側のSnapdragon 8 Gen 3 Advanced Editionの最高動作周波数は3,398MHz(3.398GHz)と記されています。
画像の一部では、Snapdragon 8 Gen 3 Advanced Editionの動作周波数が3.3GHzと表示されていますが、これは計測用ソフトウェアが最新情報に対応していないからと、Min Newsは説明しています。
右側の画像の中段には、超高性能コアであるArm Cortex-X4(1コア搭載)の動作周波数として「480MHz – 3398MHz」と記されています。
Snapdragon 8 Gen 3 Advanced Editionは選別品?
Snapdragon 8 Gen 3シリーズの製造はTSMCの改良型5nmプロセス「N4P」で行われており、Cortex-X4以外のCPUコアの構成も同一ですので、Snapdragon 8 Gen 3 Advanced EditionはSnapdragon 8 Gen 3の中でも高い動作周波数で問題なく動作する選別品かもしれません。
高負荷時の性能向上と電力効率を好バランスと期待
Snapdragon 8 Gen 3 Advanced Editionを搭載するAndroidスマートフォンでは、高負荷時の性能向上が期待でき、それ以外の状況では消費電力と性能のバランスがとれたものになると、Min Newsは期待感を示しています。
Photo:Pavan(@pavan99912)/X
- Original:https://iphone-mania.jp/news-582008/
- Source:iPhone Mania
- Author:FT729