Alexa(アレクサ)と言えば、Amazonが2014年にEchoスピーカーに付随する音声アシスタントとして導入しましたが、昨今の人工知能(AI)ブームに便乗する形で、有料化が検討されているとReutersが伝えています。
月額料金は最大1,600円を予定
有料バージョンのAlexaは、Amazon社内では“素晴らしいAlexa(Remarkable Alexa)”と呼ばれており、生成AIを組み込むことでより高度なタスクを行うことができるとのことです。また、これまでになかった5ドル(約800円)〜10ドル(約1,600円)の月額料金が徴収される予定だそうです。
Alexaは今のところ、天気予報やスマート家電のコントロールなどに主に使用されていますが、生成AIバージョンでは山登りに行くときにどのような手袋を購入すれば良いかなど、ショッピングの相談もタスクの一つとして想定されているようです。
今年はAmazonにとって勝負の年?
Reutersが取材したAmazonの現従業員および元従業員の話によると、AmazonのAlexa有料化計画はかなり必死の試みであり、なんとかしてAIブームに便乗したいという同社の意気込みが感じられます。
Alexaはこれまで直接的な利益には全くつながっていなかったとのことですが、過去18カ月間の生成AI関連製品・サービスの動向をつぶさに観察した結果、今というタイミングで有料化が検討されるようになった模様です。
Primeには組み込まれず
Amazonの有料プランと言えばPrimeがすぐに思い浮かびますが、Alexaの有料バージョンはPrimeとは別に提供される見通しです。
生成AIを使用すれば、Alexaが次第にユーザーのルーティンを学習し、勝手に特定の作業を行ってくれるようになるともいわれていますが、このようなタスクを行うには新たなハードウェアが必要との意見もあります。今後、AIを搭載した新たなAmazonスマートスピーカーが登場する可能性も十分に考えられそうです。
Source: Reuters
Photo: Amazon
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- Source:iPhone Mania
- Author:lexi