iPad Pro(M4)に搭載され、2026年に14インチ/16インチMacBook Proへの搭載が予想されているタンデム(有機EL)OLEDディスプレイについて、ラップトップ用として初搭載製品となるのはMacBook ProではなくWindows PCになりそうです。
Windows PC用13インチ・タンデムOLEDの量産開始
iPad Pro(M4)用11インチおよび13インチ・タンデムOLEDを製造しているLG Displayですが、既にラップトップ用タンデムOLEDディスプレイの量産を行っているようです。
MacBook Pro用としてはかなり早い量産開始に思われますが、残念ながらMacBook Pro用ではなく、Windows PC用13インチ・タンデムOLEDディスプレイとのことです。
13インチ・タンデムOLEDディスプレイの仕様
LG Displayが量産開始したラップトップ向けタンデムOLEDディスプレイは、WQXGA+ 2,880×1,800ピクセルの解像度を持つ13インチディスプレイです。
このディスプレイは、DCI-P3に100%対応している模様です。
タンデムOLED搭載MacBook Proで薄型化実現
将来的に、MacBook Proを薄くすることをAppleは計画しているようですが、その際に重要な役割を果たすのがタンデムOLEDディスプレイです。
これは、ミニLEDバックライト搭載液晶ディスプレイと比べて薄型化に有利に作用します。
また、タンデムOLEDディスプレイは一般的なOLEDディスプレイと比べても、40%薄く、40%消費電力が低く、28%軽く仕上がる模様です。
タンデムOLEDディスプレイの卸価格値下げに期待
LG Displayのラップトップ用タンデムOLEDディスプレイが初めて搭載されるのがMacBook Proではないとしても、量産効果で製造コストが下がることが期待できます。
MacBook Proに搭載される見込みの2026年までには、歩留まり率も改善されるでしょう。
Source:LG Display via Wccftech
Photo:Apple, 画像内テキスト:iPhone Mania
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- Source:iPhone Mania
- Author:FT729