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iPad Pro(M4)の人気モデルは11インチ?6月以降の出荷台数逆転か

ディスプレイ業界情報に詳しいDSCCが、iPad Pro(M4)のサイズ別有機EL(OLED)ディスプレイパネルの出荷枚数割合を報告、11インチモデル向けOLEDディスプレイパネルの出荷枚数が13インチモデル向けのそれを上回ったと報告しています。

6月以降、11インチモデル向けOLEDの出荷枚数増加

DSCCの報告では、2024年2月に量産開始されたiPad Pro(M4)用OLEDディスプレイパネルのサイズ別出荷枚数割合は、13インチの70%に対し11.1インチは30%だったのが、4月には60%対40%に差が縮まり、5月には50%づつで同じ割合になった模様です。

2月から3月にかけて11.1インチOLEDディスプレイパネルの出荷枚数割合が減少しているのは、当初独占製造していたSamsung Displayの歩留まり率悪化が影響しています、

歩留まり率改善と販売台数に応じた出荷枚数増加が理由

その後、13インチを独占製造していたLG Displayも11.1インチの製造を手掛けるようになり、以降は11.1インチが占める割合が増加しています。

この出荷枚数割合は歩留まり率だけではなく、当然ながらiPad Pro(M4)自体の販売台数および販売台数見込みに左右されていると考えられ、11インチモデル(ディスプレイパネルサイズは11.1インチ)が13インチを上回っていることになります。

画質面で改善幅が大きい11インチモデル

iPad Pro(M4)は13インチモデルの薄さが注目を集めていますが、使い勝手の点で11インチモデルを選択するユーザーが多いと推察されます。

また、13インチモデルは前世代が搭載していたミニLEDバックライト搭載液晶ディスプレイからOLEDディスプレイに切り替わったのに対し、11インチモデルは一般的な液晶ディスプレイからOLEDディスプレイに切り替わったことで画質の改善幅がより大きいことも評価されていると思われます。

Source:DSCC

Photo:Apple

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