夏を目前に控えた我が家の庭は、雑草が伸び放題となってきました。春先までは、せっせと草取りをしていたのですが、梅雨に入ってサボりがちに。その間隙を縫うように草たちはドンドンと成長したのです。
これはマズイと草刈機を引っ張り出して、草を刈り払うのですが、すでに地中では根が大きく育っていて、地上部だけを切り取っても、またすぐに成長を再開してしまいます。
何か目新しい強力アイテムが欲しいなと探していたら見つけました!
その名も「充電式除草バイブレーター WE-750」。メーカーはセンサー式ライトでシェア日本一を誇り、園芸用品も多数開発するムサシの製品です。
■除草バイブレーターとは!
除草バイブレーターとは、振動で根の周囲の固まった土をほぐし、雑草を根ごと引き抜く道具らしいです。庭や畑の草取りでも、鎌で上部を切り取らずに根っこまで引き抜くのが最良と言われています。しかし根をガチッと固める地面が、それを許してくれません。
しかし除草バイブレーターは1分間に2300回の振動で土の粒を細かくほぐすことで、根をスルッと地面から抜くことができるとのこと。これはスゴイとすぐにネット通販で手に入れ、試してみることにしました。
届いた箱を開けると鮮やかなイエローの機体が出てきます。
構成は非常にシンプル。同封のブレードを六角レンチで装着し、内蔵バッテリーを充電器でチャージすれば準備完了。
機体上部のスイッチを入れれば、簡単にスタートできました。
ドルルルルっと音を立てて振動しますが、片手でも十分に保持できるので心配いりません。音も屋外で使用する電動工具としては小さい方だと思います。
■驚くほどの簡単さ! 特に細い根に有効
さっそく庭に蔓延る雑草で試してみることにします。ターゲットは地面にガッチリと根を張るメヒシバ。スイッチを入れてブレードの先端を株元に引っ掛けると、草とその周りの土がガタガタと揺れます。そのまま上方に引く動作をすれば、あっけないほど簡単に草が根ごと抜けました。
今までの苦労はなんだったんだというほどの簡単さです。庭のあちらこちらで試してみますが、どこでも簡単に引き抜けました。特に細い根がモジャモジャと地中に伸びるようなタイプの草が得意なようです。
バッテリーの持ち時間は説明書によると約25分。それだけあれば、そこそこ広い面積も、軽快に作業可能です。
また、別売りの専用ハンドルを取り付けると、立ったままで除草作業が可能になります。
長さ調節も可能で、前屈みにならずに作業ができるので、腰や膝の負担が軽減されて、とても助かりました。
除草バイブレーターの最大の魅力は、雑草を根こそぎ引き抜けることでしょう。
草の根全体を処分できるので、再び同じ草が復活することはありません。そのおかげで一度作業をすれば、しばらくの間はその場所の除草が不要になるのです。これは非常に助かります。さあバンバン雑草を引き抜いて、庭をきれいにしていこうと思います。
<写真・文/阪口 克>
阪口克|旅と自然の中の暮らしをテーマに国内外を取材するフリーカメラマン。秩父郡長瀞町の自宅は6年かけて家族でセルフビルド。著書に『家をセルフでビルドしたい』(文藝春秋)、『ビジュアル版焚き火のすべて』(草思社)、『ファイアーサイドクラフト』(山と渓谷社)ほか多数
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- Original:https://www.goodspress.jp/reports/610407/
- Source:&GP
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