Appleが、Apple Vision Proの販売強化のため、Apple Storeでの製品デモを見直した、とBloombergのマーク・ガーマン記者が伝えています。来店客が自身の写真や動画をVision Proで視聴可能にしたほか、特定の用途でじっくり体験可能なオプションの追加、快適性の高いバンドへの変更が行われています。
販売強化のため、製品デモ戦略を見直し
Appleの空間コンピュータApple Vision Proは、2月アメリカで、そして6月28日に日本などで販売が開始されました。
しかし、約60万円からという価格の高さと、一般的なユーザーに魅力的な活用方法がアピールできていないこともあり、販売は順調とは言えない状況にあります。
Appleは、日本などでの販売開始にあわせて、Apple StoreでのVision Proの製品デモを見直し、販売増を狙っているようです。
手持ちの写真や動画をVision Proで表示可能に
新たに取り入れた製品デモの最大の特徴は、来店客が手持ちの写真、パノラマ写真、動画をVision Proで視聴できるようにしたことです。
もし、自分の思い出の写真や動画をVision Proで視聴できれば、購入に気持ちが傾く可能性があります。
この製品デモは、順次展開を開始していますが、公式な開始予定日は7月9日とのことです。
じっくり体験できるオプションを追加
また、オフィスでの使用、映画鑑賞など、特定の用途でじっくり試したい、というニーズに応えるため「Go Deeper」というオプションが追加されました。
「Go Deeper」は、日本などでの販売開始日である6月28日に開始されました。
装着時のバンドも変更
また、Appleは、製品デモでVision Proを装着する際のバンドを、従来のソロループからデュアルループに変更しています。
ソロループよりも、頭頂部と後頭部で支えるデュアルループのほうが負荷が分散するため、後頭部への負担が少なく感じられるのが理由のようです。
マンツーマンの製品デモは簡単に予約可能
Vision Proの店頭での製品デモは、事前予約制となっています。
マンツーマンでの製品デモは、「Apple Store」アプリ、またはAplpeのWebサイトから、希望するApple Storeと空き時間を選び、必要事項を入力するだけで予約できます。
Vision Proに興味がある方は、Apple Storeで体験してみても良いかもしれません。
なお、Vision Proは今のところApple Intelligenceに非対応ですが、Appleは対応に向けて開発を進めている模様です。
Source: Power On/Bloomberg
- Original:https://iphone-mania.jp/news-582696/
- Source:iPhone Mania
- Author:hato