人気のサードパーソンシューター「フォートナイト」がApp StoreからBANされて久しくなりますが、欧州連合(EU)のデジタル市場法(DMA)の施行などによりAppleのビジネス慣行への疑念が高まる中、開発元のEpic GamesがゲームをiOSの公式アプリとして復活させるためにAppleに再提出したことを明らかにしました。
自社サイトからのiOSアプリの配信を目指す?
Epic GamesのニュースルームのXアカウントは29日、Epic Games StoreとフォートナイトのアプリをAppleに提出したと発表しました。
アプリは認証(Notarization)を受けるとのことなので、DMAの下、Epic Gamesはサードパーティーストアもしくは自社サイトでのiOSアプリ配信を模索しているようです。
タイムラインとしては、2カ月以内にEU域内でEpic Games Storeとフォートナイトの配信開始を目指すとのことです。
今年3月に垢BANから復活
Appleが徴収する手数料を不当とし、Apple Storeを介さない形でユーザー課金を行うことを試みた結果ガイドライン違反で開発者アカウントを削除されてしまったEpic Gamesですが、今年3月にApple Developerアカウントの復活を発表しています。
フォートナイトは、実はブラウザベースのゲームストリーミングサービスGeForce NOWを使ってすでにiOS上でプレイ可能となっていましたが、公式なiOSアプリとしての復活はいまだに叶っていません。
高まるAppleへの精査
最近になって、Appleの特にiOS、Safari、App Storeの3つのサービスが独占的として当局から精査を受けることが増えており、日本でも公取委が独占的と判断し、関連した法整備が行われたばかりです。
これにより日本でもサードパーティーアプリストアのローンチが認められる見通しで、EUの状況と同じように直接自社サイトからのアプリ配信も行えるようになるのではないでしょうか。
Source: @EpicNewsroom/X via AppleInsider
Photo: Fortnite
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- Source:iPhone Mania
- Author:lexi