国際連合が発表したデータにより、中国が米国の6倍もの数の生成AI関連の特許を過去10年間に出願していたという興味深い事実が明らかになりました。やはり中国こそが真のAI先進国であるということを指し示しているのでしょうか。
中国は過去10年間に38,000件以上の生成AI関連特許を出願
世界知的所有権機関(WIPO)によれば、2013年から2023年の間に中国が出願した生成AI関連の発明は38,000件以上であり、同期間に米国は6,276件にとどまりました。
中国の特許出願は、自律走行から出版、ドキュメント管理まで幅広い分野をカバーしています。
なお、韓国、日本、インドがそれぞれ3位、4位、5位にランクインしており、中でもインドが特に急速な成長を見せています。
特許出願者の上位にはByteDance
生成AI関連特許を最も多く出願した応募者には、動画アプリTikTokを所有する中国のByteDance、中国の電子商取引大手Alibabaグループ、ChatGPTを開発したOpenAIに投資しているMicrosoftが名を連ねています。
生成AI関連特許の出願数は過去10年間で5万件以上にのぼりますが、そのうちの4分の1は2023年だけに出願されたものです。
近いうちにさらなる特許出願の波が押し寄せるというのがWIPOの予想で、今後も目が離せない状況が続きそうです。
Appleは中国市場で苦戦
AI先進国の中国でAppleは苦戦を強いられていると伝えられていますが、その理由はAI機能の欠如です。
iPhone 16シリーズの発売に向けて中国国内でのiPhone需要は回復傾向にあるとされていますが、AppleはAI機能「Apple Intelligence」の中国展開に苦労しており、先行きが見えないのが現状です。
AppleにはAI機能を華々しく中国でも展開し、売上回復を達成してもらいたいものです。
Source: Reuters
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- Source:iPhone Mania
- Author:lexi