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iPhoneが熱くなる?その原因と対処法、注意点までを解説

近年、スマートフォン=iPhoneの進化により、私たちの日常生活はさらに便利になりました。

しかし、その一方で、iPhoneが熱くなるといった問題に悩まされるユーザーも少なくありません。

特に夏場や高負荷のアプリ使用時に、iPhoneが異常に熱を持つことがあります。

これは、単なる不快感だけでなく、デバイスの性能や寿命に影響を与える問題です。

本記事では、iPhoneが熱くなる原因とその対策について詳しく解説し、あなたのiPhoneライフを快適に保つための具体的な方法をご紹介します。

iPhoneが熱くなる原因とは?

iPhoneが熱くなる原因は複数存在します。

それぞれ詳しくみていきましょう。

CPUへの負荷

CPUは、iPhoneが動作する際に重要な「計算処理装置」です。

このCPUに大きな負荷がかかると発熱し、iPhoneが熱くなります。

特に、高度なグラフィックを使用するゲームや、複数のアプリを同時に使用することが、CPUに大きな負担をかけます。

また、以下の操作もCPUに負担をかける要因となります。

これらの操作を行うと、CPUが多くの処理を一度に行う必要があり、その結果として発熱します。

冷却機能が追いつかなくなると、iPhone全体が熱を持つことになります。

iPhoneの発熱を防ぐためには、以下の対策を心掛けましょう。

CPUは、iPhoneの「頭脳」とも言える重要なパーツです。

iPhoneが熱くなった場合、CPUへの負荷を軽減することが重要です。

外気温の高い場所での使用

高温の場所でiPhoneを使用すると、過熱してしまうことがあります。

iPhoneは0℃〜35℃の環境での使用が推奨されており、それを超えると熱くなる原因になります。

例えば、夏の車内に放置したり、直射日光が当たる場所に置くと、iPhoneが過熱し、温度警告が表示されます。

この場合、iPhoneは冷えるまで使用できなくなります。

過熱を防ぐために、以下の点に注意しましょう。

これらを心掛けることで、iPhoneの過熱を防ぐことができます。

iOSのアップデート

iOSのアップデートが原因で、iPhoneが熱くなることがあります。

最新のiOSにアップデートすると、CPUやバッテリーに負荷がかかり、過熱する場合があります。

特に古い機種では、最新のiOSが適切に動作せず、過熱の原因になることがあります。

以下の点に注意しましょう。

これらの対策で、iOSアップデートによるiPhoneの過熱を防ぐことができます。

充電しながらの使用

iPhoneを充電しながら使用すると、発生する熱が重なり、iPhoneが熱くなります。

これは、充電による熱と使用による熱が同時に発生するためです。

また、バッテリーにも負荷がかかり、劣化を早める原因にもなります。

以下の点に注意しましょう。

充電中にiPhoneを使用すると、バッテリーに大きな負担がかかり、温度が上昇します。

特に、非純正の充電器やケーブルを使うと、過熱のリスクが高まります。

充電しながらの使用を避け、iPhoneを適切に冷却することで、過熱を防ぐことができます。

バッテリーが劣化している

バッテリーが劣化すると、CPUへの負荷が少なくてもiPhoneが熱くなることがあります。

バッテリー劣化の主な原因は以下の通りです。

iPhoneのバッテリーには寿命があり、一般的には約3年です。

劣化したバッテリーは、充電中や使用中に発熱しやすくなります。

バッテリーの状態を確認するには、以下手順で最大容量を確認します。

  1. 設定から「バッテリー」を選択
  2. 「バッテリーの状態と充電」を選択
  3. 「最大容量」を確認

最大容量が80%を下回っている場合は、バッテリーの交換を検討しましょう。

劣化したバッテリーを使い続けると、iPhoneが過熱しやすくなり、さらなるトラブルの原因となる可能性があります。

定期的にバッテリーの状態をチェックし、必要に応じて交換することをおすすめします。

ケースやカバーにの使用

iPhoneにケースやカバーを付けていると、放熱が妨げられて本体が熱くなることがあります。

特にレザー製やブック型のケースは熱がこもりやすいです。

メッシュ素材や軽い金属製のケースに変えると、放熱が改善される場合があります。

もし、新しいケースやカバーを使用してからiPhoneが熱くなるようになった場合、それが原因かもしれません。

また、夏場だけケースを外すことも効果的です。

長時間ゲームをプレイする際には、スマホクーラーなどの冷却アイテムを活用することも一つの方法です。

iPhoneが熱くなった際の対処法は?

iPhoneが熱くなってしまった際の対処法を解説していきます。

電源を切って冷やす

iPhoneの電源を切ることで、全てのプロセスが停止し、発熱を抑えられます。

さらに直射日光を避け、涼しい場所に置きます。

金属の上に置くと、金属の熱伝導率によって効率的に熱を逃がすことができます。

また、うちわで扇ぐ、冷却ファンや冷却シートを使用することで、iPhoneを効率よく冷やすことができます。

ストレージ容量を整理する

使用していないアプリを削除してストレージの負荷を軽減します。

ストレージ容量を整理する手順は、以下の通りです。

  1. 設定から「一般」を選択
  2. 「iPhoneストレージ」を選択
  3. 「不要なアプリ」を選択
  4. アプリを削除

削除済みの写真もストレージを使用するため、完全に削除すると良いでしょう。

写真やビデオをiCloudにバックアップし、iPhone本体から削除することで、ストレージ容量を空けることも可能です。

アプリの自動更新をオフにする

アプリの自動更新をオフにする手順は、以下の通りです。

  1. 設定から「一般」を選択
  2. 「Appのバックグラウンド更新」を選択
  3. 「オフ」に設定

注意点として、自動更新をオフにすると、アプリの更新が手動になるため、定期的にApp Storeをチェックして必要なアップデートを行いましょう。

不要なデータのダウンロードを防ぎ、CPUやバッテリーの負担を軽減します。

キャッシュをクリアする

蓄積されたキャッシュがストレージを圧迫し、CPUの負担を増加させるため、定期的にキャッシュをクリアすることでiPhoneのパフォーマンスを向上させます。

キャッシュをクリアする手順は、以下の通りです。

  1. 設定から「Safari」を選択
  2. 「履歴とWebサイトデータを消去」を選択
  3. 「履歴を消去」をタップして完了

注意点として、キャッシュを削除すると、一部のアプリの起動が一時的に遅くなることがあります。

ケースを外す

ケースを外すことで放熱がスムーズに行われます。

ケースを使用したい方は、以下の2つの素材で作られたケースを選択すると良いでしょう。

メッシュ素材は、通気性が良く、熱を逃がしやすく、一方でアルミ素材は、熱伝導率が高く、iPhoneの放熱をサポートできます。

放熱が妨げられると、iPhoneの内部温度が上昇し、性能に悪影響を及ぼす可能性があるため、放熱性能の高いケースに変更することで、iPhoneの過熱を防ぐことができます。

バッテリーを交換する

劣化したバッテリーは発熱しやすく、iPhoneのパフォーマンスを低下させます。

最大容量が80%を下回っている場合は、バッテリーの交換を検討しましょう。

バッテリーの状態を確認する手順は、以下の通りです。

  1. 設定
  2. バッテリー
  3. バッテリーの状態と充電

新しいバッテリーに交換することで、発熱の原因を取り除き、デバイスの寿命を延ばすことができます。

バッテリー交換はAppleのサービスセンターや認定修理店で行うことをおすすめします。

iPhoneが熱くなったときに放置するとどうなる?

実際にiPhoneが熱くなってしまった際、何もせず放置してしまうと様々な弊害が発生する可能性があります。

アプリが落ちてしまう

iPhoneが過熱すると、使用中のアプリが強制終了する可能性があります。

特に3Dゲームやマップアプリなど、CPUに負荷がかかるアプリはフリーズやクラッシュしやすくなります。

これにより、保存していないデータが失われることもあります。

バッテリーの寿命が短くなる

過熱状態が続くとバッテリーに大きな負荷がかかり、劣化が早まります。

バッテリーの寿命が短くなり、充電の持ちが悪くなるだけでなく、バッテリーが膨張してiPhoneを破損させることもあります。

iPhoneが操作できなくなる

本体温度が一定以上になると、「高温注意 本体温度が下がるまでお待ちください」と表示され、iPhoneの操作が制限されます。

これは内部機器を保護するための機能で、温度が下がるまで緊急通報以外の操作ができなくなります。

電源が落ちる

過熱がひどくなると、iPhoneは自動的に電源を切って内部の保護を行います。

これにより、電源が入らなくなったり、Appleのロゴ画面でフリーズする「リンゴループ」状態になることがあります。

発火・爆発のリスク

過熱が進行すると、最悪の場合バッテリーが発火や爆発するリスクがあります。

特にバッテリーが膨らんでいるのが目視で確認できる場合は危険です。

これが起こると、重大な事故に繋がる可能性があります。

充電が早く減るようになる

熱に弱いバッテリーは、過熱状態が続くと劣化が進み、充電の持ちが悪くなります。

これにより、必要なときにiPhoneを使えない可能性が高まります。

iPhoneを冷やすときの注意点は?

熱くなったiPhoneを冷やすときの注意点としては、以下の通りです。

保冷剤を使う

保冷剤を使ってiPhoneを冷やすと、急激な温度変化が発生します。

この温度変化により、内部に結露が発生し、水滴が電子部品に付着することで故障の原因になります。

特に電子機器は湿気に弱いため、保冷剤での冷却は避けるべきです。

冷蔵庫に入れる

冷蔵庫にiPhoneを入れて急速に冷却することは、内部結露を引き起こす大きな原因となります。

冷蔵庫内の温度は低く、湿度も高いため、iPhone内部の温度が急激に下がると、結露が生じます。

この結露により、内部の電子部品が損傷し、最悪の場合、iPhoneが使用不能になる可能性があります。

冷房の風を直接当てる

冷房の風を直接iPhoneに当てることも避けましょう。

冷房の風は非常に冷たく、急速にiPhoneを冷却することで内部結露を招く恐れがあります。

結露によって電子部品が湿気を帯びると、短絡や腐食などの故障を引き起こすリスクがあります。

冷却は緩やかに行い、自然に冷えるのを待つのが安全です。

これらの方法は、一見効果的に思えるかもしれませんが、実際にはiPhoneを故障させるリスクを高めるだけです。

安全で適切な冷却方法を選びましょう。

まとめ

iPhoneが熱くなる原因とその対策について解説しましたが、いかがでしたでしょうか?

過熱の問題は、デバイスの寿命や使用感に直接影響を与えるため、早めの対処が重要です。

適切な使用環境を保ち、過度な負荷を避けることで、iPhoneのパフォーマンスを最適化し、長く快適に使用することができます。

もし、過熱の問題が頻繁に発生する場合は、紹介した対策を試してみてください。

それでも改善しない場合は、専門のサポートを受けることをおすすめします。

快適なiPhoneライフを楽しむために、ぜひ日々の使用方法を見直してみましょう。

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