昨年あたりからゲーム愛好家の間で注目を浴びているのが、ポータブルゲーミングPCという新ジャンルのハードウェア。片手でひょいと持ち運べるコンパクトな筐体に、7~10インチ程度のディスプレイとコントローラーを搭載した新感覚のゲーミングPCは、場所を選ぶことなくいつでも気軽に遊べるデバイスとして脚光を浴び始めています。
その先鞭をつけたのが、昨年6月に日本国内発売をスタートしたASUSの“ROG Ally(アールオージー エイライ)”シリーズ。大人気の初代モデル「ROG Ally(RC71L-Z1512)」、プロセッサを変更した廉価モデル「ROG Ally(RC71L-Z1E512)」に続いて、この夏はハードウェアスペックの全面強化を図った上位モデル「ROG Ally X」(RC72LA-Z1E24G1T:13万9800円)が登場。7月24日の発売に先駆けて、7月1日より予約受付をスタートしています。
新たに登場する「ROG Ally X」では、まずご覧の通り筐体色を従来モデルのホワイトからスタイリッシュなブラックに変更。本体外寸は幅280.6×奥行き111.3×高さ24.7~36.9mmと、従来モデルとほぼほぼ同じサイズ感です。
一方でスペックに目を向ければ、OSは従来モデルと同じくWindows 11 Home 64ビット、CPUは廉価モデルと同じ“AMD Ryzen Z1 Extreme”をを搭載。
リフレッシュレート120Hz・フルHD解像度の7.0型ワイドTFT液晶も従来モデルと同じくですが、表示速度を左右するメインメモリはより高速な LPDDR5X-7500 に変更され、容量は従来モデルの16GBから24GBまでスペックアップ!
またストレージも従来モデルのSSD 512GBから一気に1TBまで増量したことで、容量の大きなゲームタイトルも好きなだけインストールして持ち運べるようになりました。
さらにバッテリー容量も従来モデルの倍量に相当する80Whの超大容量を搭載、より長時間の連続プレイができるようになっています。
また外部機器との拡張性を確保するインターフェイスもレイアウトを含めて刷新。特にUSB Type-C/Power Delivery対応のUSB4ポート、USB Type-C/Gen2/Power Delivery対応のUSB3.2ポートを搭載したことで、給電と並行しながらさまざまなデバイスを活用できるようになっています。
このほかユーザーから寄せられた声を反映してジョイスティックの耐久性を向上、D-Padの仕様も格闘系ゲームやレトロゲームなどをプレイする際の8方向入力がより正確に行えるよう変更。
また、ボタンのレイアウトと角度を微調整、背面に備えた“ROGトライアングルテクスチャー”のデザインも見直すことで、長時間のプレイ時もより快適に行えるようになっています。
本体質量は約678gと従来モデルより重くなっていますが、これだけのスペックアップを果たしながらわずか70gほどの重量アップに留まっているというのはむしろ拍手を送りたいところ。
従来モデルとの価格差をどう見るかは人によって判断が分かれるところかもしれませんが、わずか3万円で圧倒的なハイスペックが手に入ると考えたら良心的な価格設定といえるかもしれません。
>> ASUS
<文/&GP>
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- Original:https://www.goodspress.jp/news/613111/
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