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注目のウエアラブルガジェットを活用して夏を快適に【GP2024上半期AWARD】

【GP2024上半期AWARD】

身近に使う電子機器の中で今、スマートフォン以上に日進月歩で進化を続けているのが、スマートウォッチなどのウエアラブルデバイス。お手頃価格のものでも機能はスグレモノ。まだの方はこれを機会に手に入れてみては?

*  *  *

身に着けて使うウエアラブルデバイスが登場したのはスマートウォッチが出てくる少し前の2000年代初頭。アスリートのためのリストバンド型活動計が最初だった。当時はとても使いにくくて、普通の人にオススメできなかった。

あれから20年。ウエアラブル機器はもの凄いスピードで進化して、高機能なのに身近な値段で手に入る、どんな人にもオススメできるモノになった。

なかでもここ数年でいちばん面白いのが、ペルチェ素子という半導体を使って体を冷やしたり温めたりできる“身に着けるパーソナルエアコン”。使ってみると服の中に風を吹き込んで身体を冷やす“ファン付きウエア”とは違った感動がある。夏の暑さが辛いという人にはぜひ使ってほしい。

ウェアラブルデバイスでいちばん身近なスマートウォッチも価格がこなれてきている。数年前の半額くらいの価格のモノでも、運動、健康、安全関連の機能がフルで使えるモデルが続々と登場している。

また、メガネ型でかけるだけで目の前に巨大なスクリーンが登場して迫力の映像が楽しめるスマートグラスもぜひ使ってほしいデバイスのひとつ。どれも生活が一変するかも!?

時計・モノジャーナリスト/渋谷ヤスヒトさん
モノジャーナリスト、時計ジャーナリスト、編集者。元・本誌副編集長。1990年代後半の編集部在籍時代から電子手帳などの個人用デジタルデバイスを愛用。現在もさまざまなスマートウォッチをテストし愛用している

 

GP2024上半期AWARD
ーPC&デジタル部門・ウエアラブルデバイスー

<大賞>

■半導体とファンの力で身体を冷やす“首にかける超小型エアコン”

TORRAS
「COOLiFY Cyber」(実勢価格:4万2800円)

風を送って涼しくする“ファン付きウエア”とは違い、風ばかりでなく首が触れている部分が冷たくなる。この感覚はとても新鮮だし、快適でびっくり。液体を凍らせるタイプと違って冷房でも持続時間が約4時間とはるかに長いのも電子デバイスだから(渋谷さん)

3つのペルチェ素子と4つのファンを本体に内蔵して電気の力で送風、冷房、暖房ができる“首に掛けるパーソナルエアコン”最新モデル。周辺温度をセンシング。温度設定をスマートフォンの専用アプリで0.1℃単位で設定可能。

▲首の後ろ側に密着して、3つのペルチェ素子がセットされた14.975平方センチメートルのプレートで首まわりを冷やしてくれる。首の幅に合わせてサイズが自在に調整できる

▲本体は身体に優しいシリコン樹脂製。使う人の首のサイズに合わせて幅を変えられる。本体サイズは20.41×15.68×8.17mm

▲送風、冷房、暖房のモードや温度などなど、使うときのさまざまな設定は専用アプリ「TORRAS COOLIFY|Connect」で行える

 

<コスパ最高賞>

■この機能でまさかの価格にびっくり!

Xiaomi
「Redmi Watch 4」(1万1980円)

お手頃価格のものでも基本機能が驚くほど充実して、ブランド、機種での性能差がどんどんなくなっている最近のスマートウォッチ。その代表ともいえるのがこのモデル。ビジネス、エクササイズ、健康管理とすべての機能が手に入る!(渋谷さん)

お手頃価格のスマートウォッチがほしい。でも機能で妥協したくない。そんな人に絶対オススメなのがこのモデル。1.97インチの大型有機ELディスプレイを備え、通話もできる。心拍に加えて血中酸素飽和度まで計測できてこの価格は驚き!

▲本体のサイズは47.5×41.1×10.5mmで軽いアルミニウム合金製。ただクラウン(リュウズ)は操作性にこだわりSS製だ

▲大型ディスプレイは鮮明な有機EL。常時ONの状態でも約10日間、標準使用モードで約20日間の駆動時間も魅力

 

<ランナーならこれで賞>

■健康を考えて、そろそろ走ろうというあなたに

ガーミン
「Forerunner 165 BlackGray」(3万9800円)

ひとつのモデルであらゆるスポーツアクティビティに対応しているのが今のスマートウォッチの常識。でも「ランナー用」を謳うこのモデルは、まさにランナーのための基本機能が充実。もちろん普段使いでも活躍してくれます(渋谷さん)

プロアスリート、特にランナーから絶大な支持を得ているガーミンのランニング初心者向けモデル。結果や進歩が数値化され、モチベーション維持につながるランニング機能を搭載。アプリとの連携でコーチング機能も活用できる。

▲睡眠モニタリングと睡眠スコア表示。充分な睡眠かどうか、詳細に自動的に記録し、改善のためのアドバイスも表示

▲ランニングを記録するモード。ガーミン自慢のGPS技術で走った距離やルートを正確に記録してくれる

 

<ヘルス機能充実賞>

■「無理なく着けて健康管理したい」あなたに

HUAWEI
「HUAWEI Band 9」(実勢価格:8580円 ※フルオロエラストマーベルトモデル)

スマートバンドタイプの魅力は、小ささ&軽さから生まれる軽快な着け心地。このモデルもコンパクトで本体重量はわずか14g。また、価格もスマートウォッチよりさらにお手頃なので、健康管理がメインならこのタイプをぜひ!(渋谷さん)

入眠と目が覚めた回数の識別精度が従来モデルより向上。さらに睡眠時のバイタル測定が追加されるなど、睡眠の質が気になる人で、着け心地軽快なデバイスがほしいという人にピッタリ! エクササイズ機能の充実も魅力!

▲「ヘルスダッシュボード」画面からは心拍数、血中酸素レベル、睡眠、ストレスレベルなどがひと目で確認できる

▲このモデルのいちばんの魅力がこの「睡眠モニタリング」。睡眠中の心拍数、血中酸素レベル、呼吸数、呼吸乱れを自動でチェック!

 

<使いやすさNo.1賞>

■どんな場所でもかければシアターに!

XREAL
「XREAL Air 2 Pro」(6万1980円)

一部のマニア向けガジェットから、一般の人にもオススメできる段階に入ったスマートグラス。周囲の光の状況に合わせて画面を見やすくできる機能を備えたこのモデルなら、誰でも違和感なく使いこなせるハズ(渋谷さん)

映像やゲームのコンテンツを楽しむとき、気になるのが周囲の光。このモデルはディスプレイの透過率を3段階に変更できる「エレクトロミック調光」機能を搭載。周囲の状況に左右されず、快適にコンテンツに没入できる。

▲スマートグラスで映像コンテンツの楽しさを大きく左右する「音の質」にこだわったのも、このモデルの特長だ

※2024年7月5日発売「GoodsPress」8・9月合併号26-27ページの記事をもとに構成しています

>> 特集【GP2024上半期AWARD】

<文/渋谷ヤスヒト>

 

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