【GP2024上半期AWARD】
メーカーのたゆまぬ努力により、洗濯機の洗浄力は文句ないレベルまで向上した昨今。次に着手しているのが、お手入れの手間の軽減と、いつもの洗濯でよりきれいに洗える技術の開発だ。今回はそんな日々の家事をラクにしてくれる注目の3台を紹介しよう。
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洗濯機の洗浄力については年々向上し、いまや縦型・ドラム式ともに大差はなくなりつつある。そこで次に着手したのが、お手入れの手間の低減だ。
従来の全自動洗濯機は機能がシンプルなぶん、お手入れも洗濯槽のカビ対策ぐらいだったが、乾燥機能付きになると乾燥フィルターや排水フィルター、さらにドラム式はドアパッキンのお手入れまで必要になってくる。洗剤自動投入部分も定期的にお手入れしないと詰まることがあり、ラクをしようと思うと、別の手間が必要になってくるのだ。
そこで近年は、こうしたお手入れの手間を軽減する機能が続々登場している。
当初は、ホコリが落としやすいなど、お手入れしやすいフィルターが多く登場したが、その後シャープが乾燥フィルター自動お掃除機能を搭載。そして日立は大胆にも、乾燥フィルターをなくしてきたのだ。これらによっていわゆる「名もなき家事」が減り、日常的なストレスの軽減に役立っていることは想像に難くない。
一方で、洗濯機だけに洗浄力はやはり重要。東芝はウルトラファインバブルを採用するこで、基本の洗浄能力を底上げしている点で、引き続き注目すべき洗濯機といえるだろう。
白物や美容家電を中心に、様々なメディアで記事の執筆・監修に携わる家電のスペシャリスト。自宅には常に200以上を超える最新家電を保有しており、主婦目線で分かりやすく紹介している。All About白物・美容家電ガイド
GP2024上半期AWARD
ー生活家電部門・洗濯機ー
<大賞>
■人気ドラムがついにヒートポンプに
日立グローバルライフソリューションズ
ドラム式洗濯乾燥機「ビッグドラム BD-STX130J」(29万9200円)
乾燥性能が高いと定評のある日立ですが、前モデルで乾燥フィルターをなくし、世間の度肝を抜きました。唯一の欠点が、電気代が高いヒーター式という点でしたが、本モデルからヒートポンプ式になって言うことなし!
乾燥時に出るホコリや糸くずを洗い流すことで、従来は必須だった乾燥フィルターそのものをなくし、お手入れの手間を軽減したビッグドラム。乾燥性能の高さに定評があったが、本モデルから乾燥方式が省エネ性の高いヒートポンプ式となり、さらに魅力が増している。
<洗浄力がすごいで賞>
■繊維の奥までスッキリきれい
東芝ライフスタイル
「ZABOON AW-12VP3 縦型洗濯乾燥機」(実勢価格:16万円前後)
洗浄力を上げるために各メーカーがさまざまな工夫をしていますが、東芝は「ウルトラファインバブル」を使っているだけで一歩リード。実際、すっきりさっぱり洗い上げてくれます
繊維のすき間より小さい泡「ウルトラファインバブル」を洗浄とすすぎで活用し、繊維の奥までしっかり洗い上げる。頑固な汚れには温か洗い、さらに高温で乾燥させる除菌・消臭コースも搭載するなど、衣類を清潔に保つ機能が充実。
<お手入れお任せできるで賞>
■省エネなうえお手入れまで自動!
シャープ
「プラズマクラスター ドラム式洗濯乾燥機 ES-X11B」(実勢価格:19万9000円前後)
一線を画したデザインが魅力ですが、省エネ、節水、低騒音でも“業界最高水準”を達成するなど、実は機能もスマート。お手入れの手間も少ないから、使うのが楽しくなりそう
ヒートポンプとサポートヒーターでふんわり温めながら乾燥する「ハイブリッド乾燥NEXT」で、“業界最高水準”の省エネを実現。節水と低騒音に加え、4つの自動お手入れ機能が搭載されるなど、毎日安心して使える機能が満載だ。
※2024年7月5日発売「GoodsPress」8・9月合併号40ページの記事をもとに構成しています
<文/田中真紀子>
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- Original:https://www.goodspress.jp/features/614910/
- Source:&GP
- Author:&GP