サイトアイコン IT NEWS

日々の家事がラクになる!お手入れしやすい洗濯機3選【GP2024上半期AWARD】

【GP2024上半期AWARD】

メーカーのたゆまぬ努力により、洗濯機の洗浄力は文句ないレベルまで向上した昨今。次に着手しているのが、お手入れの手間の軽減と、いつもの洗濯でよりきれいに洗える技術の開発だ。今回はそんな日々の家事をラクにしてくれる注目の3台を紹介しよう。

*  *  *

洗濯機の洗浄力については年々向上し、いまや縦型・ドラム式ともに大差はなくなりつつある。そこで次に着手したのが、お手入れの手間の低減だ。

従来の全自動洗濯機は機能がシンプルなぶん、お手入れも洗濯槽のカビ対策ぐらいだったが、乾燥機能付きになると乾燥フィルターや排水フィルター、さらにドラム式はドアパッキンのお手入れまで必要になってくる。洗剤自動投入部分も定期的にお手入れしないと詰まることがあり、ラクをしようと思うと、別の手間が必要になってくるのだ。

そこで近年は、こうしたお手入れの手間を軽減する機能が続々登場している。

当初は、ホコリが落としやすいなど、お手入れしやすいフィルターが多く登場したが、その後シャープが乾燥フィルター自動お掃除機能を搭載。そして日立は大胆にも、乾燥フィルターをなくしてきたのだ。これらによっていわゆる「名もなき家事」が減り、日常的なストレスの軽減に役立っていることは想像に難くない。

一方で、洗濯機だけに洗浄力はやはり重要。東芝はウルトラファインバブルを採用するこで、基本の洗浄能力を底上げしている点で、引き続き注目すべき洗濯機といえるだろう。

家電ライター/田中真紀子さん
白物や美容家電を中心に、様々なメディアで記事の執筆・監修に携わる家電のスペシャリスト。自宅には常に200以上を超える最新家電を保有しており、主婦目線で分かりやすく紹介している。All About白物・美容家電ガイド

 

GP2024上半期AWARD
ー生活家電部門・洗濯機ー

<大賞>

■人気ドラムがついにヒートポンプに

日立グローバルライフソリューションズ
ドラム式洗濯乾燥機「ビッグドラム BD-STX130J」(29万9200円)

乾燥性能が高いと定評のある日立ですが、前モデルで乾燥フィルターをなくし、世間の度肝を抜きました。唯一の欠点が、電気代が高いヒーター式という点でしたが、本モデルからヒートポンプ式になって言うことなし!

乾燥時に出るホコリや糸くずを洗い流すことで、従来は必須だった乾燥フィルターそのものをなくし、お手入れの手間を軽減したビッグドラム。乾燥性能の高さに定評があったが、本モデルから乾燥方式が省エネ性の高いヒートポンプ式となり、さらに魅力が増している。

▲ヒートポンプ式になったことで、大幅な省エネを実現※し、年間電気代・水道代が従来比6000円以上節約できるケースも(※1日1回365日使用した場合として算出)

▲ウリである高速風と大風量は健在。「スチームアイロン」機能を使えば、シャツのシワもすっきり伸ばしてくれる(※ブラウスの折りジワ/綿100%の場合)

▲乾燥フィルターがないので、基本的なお手入れは月に1回、大容量糸くずフィルターに溜まったゴミを取り除くだけ

 

<洗浄力がすごいで賞>

■繊維の奥までスッキリきれい

東芝ライフスタイル
「ZABOON AW-12VP3 縦型洗濯乾燥機」(実勢価格:16万円前後)

洗浄力を上げるために各メーカーがさまざまな工夫をしていますが、東芝は「ウルトラファインバブル」を使っているだけで一歩リード。実際、すっきりさっぱり洗い上げてくれます

繊維のすき間より小さい泡「ウルトラファインバブル」を洗浄とすすぎで活用し、繊維の奥までしっかり洗い上げる。頑固な汚れには温か洗い、さらに高温で乾燥させる除菌・消臭コースも搭載するなど、衣類を清潔に保つ機能が充実。

▲繊維の奥に汚れが蓄積すると黄ばみや臭いの原因に。そんな汚れもウルトラファインバブルでスッキリ!

 

<お手入れお任せできるで賞>

■省エネなうえお手入れまで自動!

シャープ
「プラズマクラスター ドラム式洗濯乾燥機 ES-X11B」(実勢価格:19万9000円前後)

一線を画したデザインが魅力ですが、省エネ、節水、低騒音でも“業界最高水準”を達成するなど、実は機能もスマート。お手入れの手間も少ないから、使うのが楽しくなりそう

ヒートポンプとサポートヒーターでふんわり温めながら乾燥する「ハイブリッド乾燥NEXT」で、“業界最高水準”の省エネを実現。節水と低騒音に加え、4つの自動お手入れ機能が搭載されるなど、毎日安心して使える機能が満載だ。

▲新構造の「乾燥ダクト自動お掃除」に加え、「ドアパッキン自動洗浄」機能も追加され、お手入れの手間がさらに軽減

※2024年7月5日発売「GoodsPress」8・9月合併号40ページの記事をもとに構成しています

>> 特集【GP2024上半期AWARD】

<文/田中真紀子>

 

【関連記事】

◆めんどうな洗濯物の取り込みは、引っ張ってサクッと取り込める“時短ハンガー”をどうぞ
◆今ある洗濯機に後付けすればナノバブル洗浄ができるってうれしくない?
◆頑固な汚れはやっぱりつけ置き洗い。コンパクトで折りたためて洗濯板付きのバケツありますよ

モバイルバージョンを終了