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Appleサプライヤーが2027年に量産開始〜次世代UWBモジュール搭載車発売見込み

iPhone15 Pro Max向けテトラプリズムレンズ搭載光学5倍望遠カメラモジュールを供給中のLG Innotekが、2027年に次世代UWB内蔵デジタルキーの量産を開始すると、韓国メディアThe Elecが報じています。

次世代UWB内蔵デジタルキーが増加し、普及が加速することが期待されます。

2027年量産開始のUWB内蔵デジタルキーで、盗難防止効果向上

LG Innotekは、2021年にUWB内蔵デジタルキーの製造を開始していました。

昨今、自動車のセキュリティを突破する機器が水面下で出回っていることにより、スマートキー内蔵の新型車であっても短時間で解錠され、盗難される事例が報告されています。

次世代UWB内蔵デジタルキーでは、こうした盗難を予防する効果が高いと期待されています。

無線通信ハッキング防止技術を搭載、認証したスマホでのみ解錠可能

次世代UWB内蔵デジタルキーの機構は、アンテナ・回路などを搭載したデジタルキーモジュール以外に、デジタルキーに対応するソフトウェアも搭載される見込みです。

製品の通信方式として、UWBに加え低電力Bluetooth(BLE:Bluetooth Low Energy)と近距離無線通信(NFC:Near Field Communication)を組み合わせます。

LG Innotekは次世代UWB内蔵デジタルキーについて、セキュリティを向上させるため無線通信ハッキング防止技術を適用し、ユーザーが承認したスマートフォンでのみデジタルキーとして機能すると説明しています。

車内置き去り防止機構にも対応見込み

次世代UWB内蔵デジタルキーは、標準化団体であるCCC(Car Connectivity Consortium)の規格として策定され、Radarによって車内に置き去りにされた乗員を感知して車両所有者のスマートフォンに通知される仕組みも組み合わせられる見通しです。

Source:The Elec

Photo:BMW

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