Appleの最高執行責任者(COO)であるジェフ・ウィリアムズ氏が、米企業Micron Technologyの最高経営責任者(CEO)であるサンジェイ・メロートラ氏と共に中国を訪問したと報じられています。
中国の改革と近代化プロセスへの参加を促す
Micron Technologyは、米アイダホ州ボイシ市に拠点を置く半導体製造の多国籍企業です。Appleイベントのプレゼンテーションなどで度々登場することで知られるウィリアムズCOOが、同企業のCEOと共に何立峰(か りつほう)副首相と王毅(おう き)外相に面会するアメリカ企業代表団に加わった、と伝えられています。
中国国営メディアによれば、王毅外相は米企業団に対して中国のさらなる改革と近代化プロセスに積極的に参加するよう促したとのことです。
微妙な米中関係の最中
今回の集まりは、米国が先端技術が中国に流入するのを防ぐため貿易規制を強化する国際キャンペーンを主導する中で催されたものです。
中国は今でもAppleにとって重要な生産拠点であると同時に、同社の全世界の売上の5分の1を依存しており、同社にとって中国との関係は特に重要と言えます。
Appleと中国との関係は?
Appleは米企業としては珍しく、中国国内で大々的にビジネスを行うことを許可されています。FacebookやGoogleが厳しく排除されていることを考慮すると、特筆すべき事実と言えます。
Appleは中国当局との良好な関係を維持するため、政府要請には極力すぐに従うという姿勢を続けており、最近ではiCloudのデータ管理方法の変更やApp Storeからの生成AIアプリの削除などを行ったことが記憶に新しいところです。
Source: Bloomberg
Photo: Apple
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- Source:iPhone Mania
- Author:lexi