【GP2024上半期AWARD】
カーシェアやレンタカーなど、クルマを所有しない層が増えているものの、新車を購入する人が激減したわけでもない。2024年上半期のカー用品も注目の新製品が数多くリリースされた。カーナビは市販モデルが“お得”というのは噂だけ!?
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新車購入時にセットで装着する人が多いカーナビ。オプション追加による値引きにつながることもあり、後付けが面倒という人も純正やディーラーオプションの選択が目立つ。しかし、市販カーナビには価格面で大きなメリットがある。
「同等の機能を備えたカーナビが市販モデルならかなり安く装着できるというのは本当です。新車購入時にはしっかり比較して、賢いカーナビ選びをしてほしいですね」と話す浜先さん。
大賞に選んだのは、パイオニア カロッツェリアの“楽ナビ”。現行モデルは6月に発売されたばかり。従来品に比べて通信機能の使い勝手が向上している。使いやすさと価格のバランスが素晴らしく満足度が高い。
また、面倒な取り付けがないオンダッシュタイプのディスプレイオーディオや新デザインのルーフボックスなど、カー用品の新機軸を打ち出した商品の登場も面白い。今回受賞したアイテムはどれも多機能で斬新。常識にとらわれない、新時代を予感させられる商品がそろった。
カーナビやドライブレコーダーから洗車ケミカルまで、カー用品全般を守備範囲としている。ユーザー目線でのレポートを心がけており、カー・グッズプレスをはじめ、自動車系雑誌&WEBで活動中
【GP2024上半期AWARD】
ー乗り物部門・カーグッズー
<大賞>
■車載Wi-Fi機能の利用時間が最大2時間に拡大
パイオニア カロッツェリア
「楽ナビシリーズ」
楽ナビ
「AVIC-RF721-DC」(実勢価格:16万円前後)
楽ナビ
「AVIC-RQ721-DC」(実勢価格:17万円前後)
多機能で扱いやすく、価格も手頃と3拍子揃うモデル。通信搭載(1年間は無料で)業界トップクラスのナビ機能を実現しています(浜先さん)
カロッツェリアのスタンダードカーナビが「楽ナビ」。2024年モデルは13機種をラインアップ。9型大画面モデル(写真)は、多くの車種に装着可能なフローティングスタイルとスマートな装着感が得られるインダッシュスタイルの2タイプから選べる。一部機種には通信機能を標準搭載し、最新検索データや渋滞情報、駐車場満空情報、ガソリン価格情報などを取得可能。地図更新も行える。また、車内に持ち込んだスマホやタブレットなどの通信機器が使い放題(最大5台)になる車載Wi-Fi機能も利用時間を延長し、使い勝手が大幅に向上している。
■スマホ専用カーナビアプリ
パイオニア
「COCCHi(コッチ)」(無料/350円~1400円)
Apple CarPlayとAndroid Autoに対応したカーナビアプリ。カーナビのトップメーカーとして知られるパイオニアが培った技術とノウハウを投入しており、実用に優れた数々のナビ機能を持つ。オプション契約で住宅地図の表示も可能。
<安全・レスキュー賞>
■エンジン始動からスピーカーまでこなす多機能モデル
セルスター
「リン酸鉄リチウムイオン ジャンプスターター LJP-9600」(実勢価格:2万円前後)
クルマの中に常備しておけば突然の故障や災害など活躍してくれるお助けアイテムです。ドリンクホルダーにピッタリのサイズ(浜先さん)
安全性が高いリン酸鉄リチウムイオンバッテリーを採用。車両バッテリー端子にクリップを挟むだけでエンジンスタートができ、3Lまでのガソリン車、2Lまでのディーゼル車に対応。USB給電、Bluetoothスピーカー、LEDライトなどの機能も併せ持つ。
<ニュースタイル賞>
■取り付け簡単!大画面で安全性もバッチリ
マルエヌ
「NPD-A100」(実勢価格:2万2000円前後)
2万円台前半で手に入るハイコスパモデル。手持ちのスマホを接続するだけでAV一体型カーナビ同様の環境を生み出せます(浜先さん)
横長の10.26インチ・タッチパネルモニターを備えたディスプレイオーディオ。手軽にダッシュボード上に装着ができる。Apple CarPlayやAndoroid Autoを搭載し、運転中でも安全にスマホの主要機能を利用可能。ワンセグを搭載した機種もある。
<強力消臭賞>
■駐車中にも効率よく除菌・消臭ができる
コムテック
「クリーンエイトポータブル」(実勢価格:2万2800円前後)
車内で過ごす時間が長い人や小さな子どもがいる人にオススメ。USB電源なので載せ替えが簡単で、自宅など車外でも使えます(浜先さん)
ドリンクホルダーにすっぽりと納まるコンパクトサイズのオゾンサーバー。低濃度オゾンの力で除菌や消臭を行い、車内を常にクリーンな状態に保てる。駐車中の動作時間は4時間 or 8時間から選択可能。ボディカラーはホワイトとブラックの2種類がある。
<デザイン賞>
■新世代のルーフボックスを感じさせるスタイル
INNO
「ルーフギアケース 720」(実勢価格:12万1000円前後)
角張ったデザインは実用性とドレスアップ性を両立。保護機能を持つバンパーを備え、立てかけて保管ができる点も見逃せません(浜先さん)
無骨でスタイリッシュなボディが特徴のルーフボックス。ジムニーやランドクルーザーなどオフロードイメージの強い車種にぴったり。高さを抑えてはいるもののスクエア形状や外付けバックルロックにより330Lの十分な容量を確保している。
※2024年7月5日発売「GoodsPress」8・9月合併号50-51ページの記事をもとに構成しています
<取材・文/常國伸太郎>
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- Original:https://www.goodspress.jp/features/616449/
- Source:&GP
- Author:&GP