iPhone SE(第4世代)向け有機EL(OLED)ディスプレイは、独占供給とみられていた中国BOEに加えLG Displayも供給する可能性が高いと、韓国メディアThe Elecが報じました。
供給元分散による、リスク低減が期待されます。
ディスプレイサプライヤーが2社体制で安定供給へ
iPhone SE(第4世代)向け6.1インチOLEDディスプレイはBOEが独占供給すると伝えられていましたが、LG Displayも供給するようです。
BOEのOLEDディスプレイには品質の点で懸念がありましたが、LG Displayがサプライヤーとして加わることで、品質問題を理由とする歩留まり率の低下と供給不足の懸念が解消されます。
iPhone SE(第4世代)はiPhone13用OLEDを転用
The ElecはiPhone SE(第4世代)のOLEDディスプレイについて、iPhone13向けのものが転用されると述べています。
iPhone16シリーズ発売とともにiPhone13シリーズは販売終了になると考えられるため、そのOLEDディスプレイ製造ラインをそのまま活用することができるでしょう。
年末からiPhone SE(第4世代)の量産開始と噂
iPhone SE(第4世代)の発売初年度の製造目標台数はおよそ2,000万台で、そのうちの60%〜70%にあたる1,200万枚〜1,400万枚のOLEDディスプレイをBOEが供給すると、The Elecは述べています。
現段階でのLG Displayの受注枚数は、残りの600万枚〜800万枚ということになります。
ディスプレイサプライヤーも決定し、2024年10月頃とも噂されるiPhone SE(第4世代)の量産開始に向け、体制が整いつつあります。
将来的にサプライヤー増加の可能性も
なお、Samsung Displayと中国TianmaもiPhone SE(第4世代)向けOLEDディスプレイの供給を目指しているようですが、すぐに実現する可能性は低いと、The Elecは述べています。
Source:The Elec
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- Source:iPhone Mania
- Author:FT729