【夏のロングドライブ快適化アイテム】
年々暑さが厳しくなり、今年は“史上で最も暑い夏”になるともいわれています。クルマに乗り込んでも、以前とは比べ物にならないほど、暑さを感じるようになっているのではないでしょうか。そんな中、帰省などで長距離ドライブする機会も増えるので、少しでも車内で過ごすためのアイテムを集めてみました。
■暑さ対策グッズも進化
夏ドライブの快適度を上げるには、車内の温度上昇を抑えることと、人間が感じる暑さを和らげる方法があります。駐車中に温度上昇を少しでも抑えるアイテムとして一般的なのはサンシェード。出発前や休憩中などに小まめに設置して、車内に差し込む陽の光を低減しておきましょう。
「サンシェードは吸盤で貼り付けるタイプのほか、傘タイプ、ワンタッチで広げるだけタイプなどラインアップが充実しています」と『カー・グッズプレス』編集部の常國伸太郎さんは話します。
「フロントウィンドウの形にフィットする車種専用のものも人気です。近年はドライブレコーダーの装着も進んでいるので、それを考慮したものを選ぶと安心でしょう」
また車内に設置できるコンパクトな扇風機なども選択肢が増えてきています。
「車内全体に風を行き渡らせるためにも有効です。バッテリー内蔵で、首振り機能を備えるものなど進化しています。シートに装着するメッシュ素材のカバーも、蒸れ防止には役立ちます」
クルマ専門誌、カー用品専門誌の編集・執筆に25年以上携わる。兄弟誌「カー・グッズプレス」の制作をはじめ、「カー・グッズプレスWeb」も担当している。
1. ワンタッチで素早く設置
折りたたみ傘のようにワンタッチで広げて、フロントウィンドウに設置できるのがSEIWAの「ワンタッチサンシェードM」(実勢価格:2500円前後)。
傘のシャフトがひも型なので、モニターなどに干渉せず、幅広い車両に取り付けることができます。休憩中などに設置しておけば車内の温度上昇を抑えられます。
チタン銀コーティングを施し、UV紫外線カット率99.9%以上、遮光効果99.99%以上、遮熱効果は58%以上。愛車のダッシュボードにも効果的です。
開いた際に骨の先端が曲がり、ピラーにしっかりフィットし、ウィンドウサイズにも対応します。便利な収納袋付きで、収納時はドアポケットなどに収められる。
2. サイドウィンドウの日除けも
最近は、フロントウィンドウだけでなくサイドウィンドウに設置するシェードも種類が増えてきました。車内に入る陽光を少しでも抑えることが車内の温度上昇抑制には効果的です。槌屋ヤック「フィットマグネットカーテン」(実勢価格:1550円前後)は、車内の金属部分にマグネットで簡単に取り付け可能。SUVやセダンの窓にピッタリフィットする形状です。
カーテン下部にもマグネットが付いているので、バタつきを抑えられ、マグネットは動かせるので窓の形状にきちんと合わせられます。5点留めで曲面窓にも対応。駐車時に日除けとして活用でき、車内で過ごす際のプライバシー保護などにも有効です。運転中はフロントサイドガラスには設置できませんので注意しましょう。
3. 車内に冷気を行き渡らせる扇風機
車内が広いミニバンやSUVなどで、エアコンの冷気を少しでも早く車内に行き渡らせるために有効なのが小型の扇風機。サンワダイレクトの「充電式扇風機 クランプ式 USB充電 風量4段階 車載扇風機 201-VEHFAN1」(3780円)は、バッテリーを内蔵し、クランプでしっかりと固定できるので、グリップなどに装着して使用できます。
満充電で約2~7時間の使用が可能で、付属のUSBケーブルで簡単に充電可能。好みに合わせて4段階の風量調節ができます。幅15~50mmの円柱・角柱に固定できるので、車内以外でもキャンプや屋外での作業時などに活用可能です。
>> サンワダイレクト
4. 長時間の運転で蒸れを防止
夏に長時間の運転をすると、シートに触れている背中や腰まわりが蒸れて不快な思いをすることもありますが、そんなシーンで有効なのがボンフォームの「4126-10 エアーメッシュ 前席用」(2981円)。立体形状のハニカムメッシュ生地が空気を通すのでシートと身体の間で発生する蒸れを解消してくれます。
座面は約60cmの幅広タイプで、サイドエアバッグにも対応しているので、軽自動車からSUVまで幅広い車種に取り付け可能。乗降時のズレを防止するバックルタイプの固定ベルトも付いています。洗える素材を使用しているので、汚れても丸洗いOK。運転後に背中が汗ばんでいる不快さを軽減できます。
>> ボンフォーム「4126-10 エアーメッシュ 前席用」
5. 車内に持ち込める冷蔵庫
大人数で長距離ドライブをする際に、あるとありがたいのが車内で使える冷蔵庫。飲み物などを冷やしておけるので、暑さ対策に有効です。EENOUR(イーノウ)の「 車載冷蔵庫Dシリーズ」(2万9760円)は、1万5600mAhの交換可能なバッテリーを内蔵し、最大で-20℃まで冷却できるので、冷凍食品や氷なども長時間保存できます。
急速冷凍機能付きで、庫内温度を25℃から-20℃まで下げるのにおよそ30分しかかかりません。通常の車載冷蔵庫より28%ほどの消費電力を削減していて、MAXモードでも消費電力は約36W。10時間以上連続駆動できます。10Lの大容量で、500mlのペットボトルを最大8本縦に収納可能。持ち手が付いているので、そのまま車外に持ち出せてキャンプなどにも役立ちます。
>> イーノウ
<取材・文/増谷茂樹>
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- Original:https://www.goodspress.jp/features/618395/
- Source:&GP
- Author:&GP