スマートフォンやカードを端末にかざすだけで通信できる「NFC(Near Field Communication:近距離無線通信)」は、決済機能付きスマートフォンや交通系ICカード、クレジットカードなどに利用されている。
しかし、現在のNFC技術では通信範囲や速度を理由に取引が失敗し、ユーザーの不満が生じることもある。特に混雑した環境や素早い動きが必要とされる環境において、通信を成功させるには正確な位置合わせが必要だ。
そんななか、若い消費者向けのテクノロジーブランドであるInfinixは「720° SphereTech NFC」を発表した。
720°という信号範囲の広さと安定性を備えた同技術は、どの角度からでもスムーズでシームレスなパフォーマンスを保証し、NFCの新しい基準を確立する。
前面、上部、背面の3面から読み取りをサポート
信号範囲を改善し、最適なパフォーマンスを実現。最適化された材料を使用することで、信頼性と効率がさらに向上した。この独自開発の特許技術により、カード読み取り領域が200%拡大し、信号範囲は2倍になった(*1)。
(*1)実験室テストから得られたデータ。市場で入手可能な特定のモデルと比較したもの。
紛失・盗難に遭ったデバイスのNFC機能を遠隔で無効化
同機能により、ユーザーのデバイスが侵害された場合でも、個人データと財務情報を保護することが可能だ。
70か国以上で展開するInfinix
2013年に設立されたInfinixは、スマートフォンやパソコン、スマートTV、そのほかTWSイヤホンをはじめとするアクセサリを70か国以上で展開する中国ブランド。
昨年はマーケティング企業KantarとGoogleの「中国のグローバルブランドトップ50」に選出され、今年にはビジネスメディアFast Companyの「2024年の世界で最も革新的な企業」のアジア太平洋部門で6位にランクインした。
参考・引用元:
Infinix
PR Newswire
(文・Haruka Isobe)
- Original:https://techable.jp/archives/242413
- Source:Techable(テッカブル) -海外テックニュースメディア
- Author:Haruka Isobe