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Apple、障がいの有無を超え戦うアスリートを称える動画「The Relay」公開

Appleは、アクセシビリティ機能を活用し、障がいの有無を問わずアスリートたちが競い合う様子を描いた動画「The Relay」を公開しました。8月28日からのパリパラリンピックを前に、障がいを持つアスリートが、障がいのない選手と同じ条件で練習し、戦う様子が印象的です。

障がいの有無でチーム分けしたアスリートたちが競う

「The Relay」では、障がいの有無をミックスした2チームに分かれた8名のアスリートたちが、4種目で競い合う様子を描きながら、障がいがあるユーザーにも使いやすいアクセシビリティ機能が紹介されています。


動画の中でアスリートたちが、障がいがあっても競技への情熱は同じであり、同じように練習して試合に臨んでいると語っています。練習や日常生活で、iPhoneやApple Watchのアクセシビリティ機能が有効活用されています。

拡大鏡のPoint and Speakは、iPhoneのカメラで捉えた映像を拡大して被写体を検出し、指差したコース番号を読み上げることができます。

Apple Watchの「ワークアウト」アプリでは、車椅子ユーザー向けのエクササイズを正確に測定・記録できます。

Apple WatchのAssistiveTouch機能を使えば、Apple Watchをタッチ操作できなくても、Apple Watchを装着した側の手を握る、指を動かすなどの動作で、各種操作ができます。

このほか、義手の動きをiPhoneから操作できるサードパーティー製アプリなども取り上げられてます。

動画の最後には、競技を終えてお互いを称える選手たちと、”everybody”(すべての人)と”every body”(すべての身体)をかけたキャッチコピー「Designed for every body」(すべての身体のためのデザイン)が重なります。

「誰にでも使いやすい製品」を開発哲学とするApple

Appleは以前から「誰にでも使いやすい製品であること」を製品開発の哲学として、iPhoneやApple Watch、Macなど全ての製品に高度なアクセシビリティ機能を標準装備しており、その機能な年々進化を重ねています。

昨年公開されたiOS17では、iPhoneに自分の声を記憶させておくことで、自分の声が出せなくなっても文字入力で発話ができるPersonal Voiceなどの新機能が追加されています

9月の正式版公開が見込まれるiOS18では、iPhoneやiPadのインカメラを使ってユーザーの目の動きを追跡することで操作できるアイトラッキング機能などが追加されます。

Appleは、アクセシビリティ機能を活用する人々を取り上げた動画「The Greatest」(2022年公開)は、世界的に権威ある広告賞を受賞しています

映像と音楽はこちら

「The Relay」の動画はこちらでご覧ください。再生時間は約3分52秒間です。

使用されている楽曲は、9月20日リリース予定のJamie xxのアルバム「In Waves」に収録される先行リリース楽曲「All You Children (feat. The Avalanches)」です。

Source: Apple

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