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Appleの新AIがスマホ市場を変える!その影響と可能性

Appleが新たに発表した独自生成AI「Apple Intelligence」の登場で、iPhoneを買い替える理由ができたと感じるユーザーも少なくないのではないでしょうか(対応iPhoneはiPhone15 Pro/Pro Max以降のみ)。業界を切り開いてきたAppleがAIに対応したことで、停滞気味だったスマートフォン市場が久々に大きな盛り上がりを見せそうです。

新たなiPhoneはAI搭載Siri採用へ

Appleが開発者向けイベントWWDC24で発表した「Apple Intelligence」は、ChatGPTのように文章や画像の生成が可能なだけでなく、メッセージ入力や通知、カレンダーへ入力した予定などを、AIが分析し最適化してくれるのが特徴です。

また、これまで決してユーザーフレンドリーとは言えなかった(使いこなしていたユーザーはどれだけいるのでしょうか)音声アシスタント「Siri」も、Apple Intelligenceの登場によって、大幅に受け答えの能力が向上する見込みで、iPhoneの使い方が大きく変わってきそうです。

新iPhoneきっかけにスマホ市場が再拡大へ

カメラ性能くらいでしか消費者の関心を引きつけることができなかった近年の業界にとって、Appleが満を持してAIスマホ(iPhone16シリーズ)をリリースすることは大きな意味を持つに違いありません。

調査企業のCounterpointは新たなレポートで、世界のスマートフォン出荷台数が2024年に12億3,000万台になるとの予測を発表しました。2024年に前年比5%、2025年も前年比3%の増加を見込んでいます。

下記グラフからも分かるように、2017年をピークとして出荷台数は毎年のように落ち込んできましたが、AI搭載スマートフォンが市場を新たに活気づける役割を果たすのではないかとCounterpointはみています。

同社のアナリストは「生成AI対応スマートフォンのシェアは、2024年には20%未満だが、2028年には50%を超えてくるだろう」と語りました。「(Apple Intelligenceが)スマートフォン市場全体の生成AIデバイスのシェアを押し上げる」「早ければ2025年にはAppleが年間出荷台数で首位に立つチャンスが訪れるかもしれない」

Apple Intelligenceを頭文字で略すと「AI」になるのは、決して偶然ではないでしょう。Appleとしては、AIデバイス市場を牽引する気で臨んでくるに違いありません。

Source:Apple,Counterpoint

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