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iPhone/iPad向けTouch ID内蔵ケースを開発か〜特許出願

Appleが、Touch IDを内蔵したケースに関する特許を出願していることが確認されました。

この特許に基づくケースが実現した場合、Touch ID内蔵ボタンを搭載する純正ケースが発売されるかもしれません。

特許名は「電子機器のための入力機構を持つケース」

Appleが現地時間2024年8月29日付けで米国特許商標庁(USPTO)に出願したのは、「電子機器のための入力機構を持つケース」と題された特許です。

特許では、ケース(下記図表1の100)と電子機器本体(200)との間をワイヤレス通信で接続することが想定されているようです。

ケースに搭載される入力機構として静電容量式センサ搭載ボタン(下記図表2の260)などが考えられ、電子機器本体からの入力を電子機器本体(240から140)に送信されます。

キャプチャボタン未搭載iPhone向けケースに応用か

ケースに搭載されるボタンの例として、下記図表8や9のように表面を指でスライドさせて操作するものが挙げられています。

これは、iPhone16シリーズに搭載されると噂のキャプチャボタンのように、カメラのズームイン/アウト操作に応用できるかもしれません。その場合、キャプチャボタン未搭載のiPhoneでもそうした操作が可能になります。

特許の図表に「指紋」とボタンが記載、Touch IDでは?

下記図表10と11で取り上げられているのは、指紋認証機構であるTouch IDです。

Touch IDを搭載するiPhone SE(第3世代)も、次期モデルでは生体認証機構がFace IDに切り替わると予想されています。

特許出願されたTouch ID内蔵ボタンを搭載する純正ケースが発売されれば、将来は全てのiPhoneで(ケースを装着することで)またTouch IDを利用できるようになるかもしれません。

Touch ID内蔵ボタンは、iPad Air(M2)やiPad mini 6が採用しています。

ディスプレイ内指紋認証よりも実現の可能性が高そう

長年、開発が噂されながら実現しないディスプレイ内指紋認証よりも、こうしたデバイスで実績のあるTouch ID内蔵ボタンをケースに搭載し、iPhone本体との通信機構のみ新規開発するほうが実現の難易度は低そうです。

Source:USPTO via Patently Apple

Photo:Apple Hub/Facebook

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