【今、注目すべきジャパンブランドの逸品】
日本列島各地に息づく伝統技術から生み出される素晴らしき工芸品の数々を、厳選して取り扱う「中川政七商店」と「ビームス ジャパン」。この2つの人気ショップを訪れて、“ここでしか出会えない”良品を調査。中でも推しがこちら!
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<PART.3>
日本の伝統☆再発見! 人気ショップで出会った“和”な良品目録
【中川政七商店】
1716(享保元年)に、麻織物の卸問屋として創業した奈良の老舗が、流行発信地・渋谷スクランブルスクエアに開業した、国内最大の旗艦店。“日本の工芸の入り口”をコンセプトに、全国800を超えるメーカーと作り上げた約4000点の商品が並び、視て・聴き・嗅ぎ・味わい・触れる、五感で愉しめる。今回選んでくれた4品は、どれも現代の生活にマッチするニューススタンダードたち。
<SHOP DATA>
住所:東京都渋谷区渋谷 2-24-12 スクランブルスクエア 11F
TEL:03-6712-6148
営業時間:10:00~21:00
定休日:不定休
■熱い鍋を掴めるし包丁だって持てちゃう
中川政七商店
「二重軍手の鍋つかみ」(各3960円)
鋳物の鉄瓶職人が、軍手を二重にして作業をしていたことから着想を得た一作。熱さに強く、細かな作業もでき、効率的に料理が作れる。
■漆器らしい風格を備え食洗機の使用もOK
中川政七商店
「食洗機で洗える漆椀 小」(各3520円)
越前漆器の老舗の技術と経験値を生かして作られたこちらは、木合の素地と耐熱、耐久度の高い天然漆により食洗機で洗える丈夫な漆椀。
■この中に入れておけば砂糖も塩も常にサラサラ
中川政七商店
「常滑焼の塩壷」(3190円)※写真右
「常滑焼の砂糖壷」(3190円)※写真左
愛知県・常滑の窯元と作った塩壷と砂糖壷。同地の常滑焼の特徴である赤褐色の素焼き調ではなく、柔らかなニュアンスカラーが新鮮だ。
■水をよく吸いよく乾く25年間続く看板商品
中川政七商店
「花ふきん」(各880円)
創業地の奈良県で作られる「かや織」という蚊帳に使われた薄織物を使用した大判のふきん。カラーは定番11色と麻素材1種を用意。
【BEAMS JAPAN】
日本のさまざまな魅力を国内外に発信するプロジェクト、BEAMS“TEAM JAPAN”の発信拠点。1階では、同社が培ってきた感性や探究心をもとに全国各地で作り出されたプロダクトの中から、世界に誇れる逸品を厳選。今回ピックアップした、伝統技術にビームス ジャパンのセンスが掛け合わさった別注品たちは、海外からの客人からも人気だとか。
<SHOP DATA>
住所:東京都新宿区新宿 3-32-6 B1F-5F
TEL:03-5368-7300
営業時間:11:00~20:00(B1F 11:30~15:00/17:00~23:00)
定休日:不定休
千田静香さん
■アウトドアでも人気の元祖折りたたみ式ナイフ
永尾かね駒製作所×ビームス ジャパン
「別注 肥後守 ナイフ」(4950円)
兵庫県三木市の老舗鍛冶屋に別注。青紙割込という鍛造技法で打たれた刃は切れ味が鋭く、しかも持続。実用本位な雰囲気も男ゴコロをくすぐる。
■夏の定番帽子を和の挿し色で別注
丸高製帽所 × ビームス ジャパン
「別注 麦わら帽子」(7920円)
国産の麦わら帽子を作り続ける香川県の老舗メーカーで製作。麦わらを編んで作られるだけあって伸縮性と通気性に優れ、猛暑の夏に活躍必至。
■ヴァルカナイズド製法で作られるタフな雨靴
ウッドヴァリ × ビームス ジャパン
「別注 レインブーツ MEN」(1万3200円)
ゴム生地づくりから塗装まで全工程を熟練の職人が手作りするウッドヴァリに依頼。各部位をオリジナルで組み合わせた別注モデルだ。
■い草座布団なのに座り心地はフカフカ
萩原株式会社×ビームス ジャパン
「別注 い草 ロゴ 座布団」(6270円)
い草製品を中心に敷物や家具などを取り扱う同社に別注した座布団。熊本県産のい草を染色し、ジャカード織りにてブランドロゴを表現。
※2024年7月5日発売「GoodsPress」8・9月合併号108-109ページの記事をもとに構成しています
<取材・文/TOMMY 写真/河田浩明、松永光希>
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- Original:https://www.goodspress.jp/features/624085/
- Source:&GP
- Author:&GP