TSMCのアリゾナ工場では、iPhone14 Proに搭載されているA16システム・オン・チップ(SoC)のテスト生産が行われていると報じられています。まだ「米国製」チップが使用された端末は販売に至っていないようですが、近い将来実現するかもしれません。
2025年にもデバイスへの搭載が実現?
Bloomberg Opinionのテクノロジーコラムニスト、ティム・カルパン氏は台北在住で、主にFoxconn、TSMC、Appleについて執筆しています。同氏が関係者から得た情報によると、アリゾナでのA16チップの生産量は「少ないが、相当量ではある」とのことです。
TSMCアリゾナ工場でのA16チップの生産はまだテスト段階にあり、今後数カ月のうちに生産量がさらに増加すると予想されています。
すべてが予定通りに進めば、アリゾナ工場は2025年前半に生産目標を達成する見込みです。
アリゾナ工場ではN4Pプロセスで生産
TSMCアリゾナ工場で製造されているチップは、台湾工場でのA16製造に使用されているのと同じN4Pプロセスを使用しています。これは4ナノメートル製造ではなく、5ナノメートルプロセスの強化版です。
TSMCのアリゾナ工場の計画が発表されたのは2020年です。現地の雇用創出にも貢献しており、工場の建設で20,000人が雇用され、製造業でさらに6,000人が雇用される予定です。
Source: Tim Culpan’s Position via AppleInsider
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- Source:iPhone Mania
- Author:lexi