iPhone16シリーズは最も修理しやすいiPhoneかもしれない〜その理由が解説

FT729

2か月前

iPhone16シリーズは、これままでで最も修理しやすいiPhoneになっている可能性が高いとし、その理由をTom’s Guideが解説しています。

iPhone16シリーズでは「修理しやすさ」が考慮

iPhone16シリーズを長期間の使用に適したものにするべく、Appleは「耐久性」「修理しやすさ」「将来にわたるソフトウェアアップデートの提供」を考慮して開発したことを明らかにしています。

その中でも、「修理しやすさ」に関して従来のiPhoneと異なる対策が採られています。

バッテリー交換を簡単かつ短時間で行えるように、iPhone16シリーズのバッテリーは低電圧の電流を流すだけで簡単に筐体から外れる「イオン液体バッテリー接着剤」を採用しています。

これは、電気剥離用粘着剤のことと予想され、通電するだけで簡単に外れる仕組みが下記の動画で確認できます。

修理アシスタントが対応する部品がiPhoneに搭載されている場合、その情報が設定アプリの「バージョン情報」の「部品とサービス」に表示されるようになります。

iPhone12シリーズ以降のiPhoneでTrueDepthカメラを交換した場合、デバイス上で設定できるようになる見通しです。

iOS18には「Apple Diagnostics」が搭載され、iPhoneの状態を診断し問題を特定、修理交換が必要な部品が確認できるようになります。

Appleはまた、iPhone16シリーズで中古のiPhone用純正部品および、サードパーティー製の非純正部品を用いた修理しやすさを改善しています。

Tom’s Guideは、中古部品を使った修理ではAppleのサーバーを通じて正式に校正することができるようになり、修理履歴に「中古」と表示されるようになると述べています。

また、サードパーティー製の非純正部品を用いた修理でも、それが問題なく動作するような対応策が採用される見込みです。

その例としてTom’S Guideは、サードパーティー製ディスプレイでのTrue Tone、サードパーティ製バッテリーのバッテリーの状態表示を有効にすることができることを挙げています。

また、LiDARスキャナも、純正部品とは性能は異なる可能性がありますが動作させることに支障はなくなるようです。

iPhone16シリーズの「修理しやすさ」に関するこうした取り組みは、サードパーティー製部品を用いれば修理金額を抑えることに繋がり、ユーザーにとってメリットが大きいとTom’s Guideは評価しています。

iPhone16シリーズは背面パネルやディスプレイを取り外しやすくなっていることも、修理しやすさに貢献するでしょう。