Metaは現地時間25日、同社のQuest 3ヘッドセットの後継機にあたる「Quest 3S」を開発者イベントで発表しました。同機の主要機能の一部には、Appleの複合現実(MR)ヘッドセットVision Proを意識していると思われるものもありますが、両者には大きな価格差があり、その行方が注目されています。
Windows 11への対応が鍵に?
Metaのマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)は、これまでApple Vision Proをさまざまな理由で批判してきましたが、Meta Connect 2024で最新のMRヘッドセット「Quest 3S」を発表しました。
Quest 3Sのデモでは、Vision Proのように、作業やコンテンツ視聴のために複数のスクリーンをAR空間上に表示する機能が披露されました。
ザッカーバーグ氏は「間もなく、どんなWindows 11パソコンにも簡単に接続できるようになる。キーボードを見るだけでペアリングが始まる」と述べています。
このQuest 3SをWindows 11パソコンの延長として利用できる点が、特にVision Proに対する脅威になる可能性があると、Patently Appleはコメントしています。
何よりもその安さが強み?
Meta Quest 3Sは、販売価格が299.99ドル(約4万3,000円)からと、599,800円のApple Vision Proと比べて大きな価格差があります。
にもかかわらず、Quest 3SはSnapdragon XR2 Gen 2チップを搭載し、Quest 2の2倍のパフォーマンスを発揮するとされています。
理想のARグラスも発表
Metaは、パワフルな計算処理能力、素晴らしいディスプレイ、そして軽量化をすべて兼ね備えた次世代拡張現実(AR)グラス「Orion」を同イベントで発表しました。
Orionは、Metaの従業員および選ばれた外部関係者とともにテストを行いながら、完成形へと近づけていくと発表されています。
Source: Patently Apple
Photo: Meta
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- Source:iPhone Mania
- Author:lexi