米国防総省に、「Appleと中国のディスプレイサプライヤーとの提携関係は、国家安全保障上の脅威になり得る」との書簡が送付されたと、AppleInsiderが伝えています。
この提言が採用された場合、AppleはiPhone SE 4に中国BOE製OLEDディスプレイを搭載するのは難しくなる可能性があります。
BOEやTianmaを一種の軍需企業と下院議員が指摘
この提言は下院特別委員会のジョン・ムーレナー委員長から米国防総省に対して行われたもので、同氏は、「中国が補助金を拠出しているBOEやTianmaが製造する液晶ディスプレイやOLEDディスプレイは、米国のサプライチェーンにリスクをもたらすとともに、こうした企業は人民解放軍とも深い関わりを持っている」とし、軍需企業としてあつかったうえでブラックリストに登録すべきと述べています。
BOEがブラックリストに登録されればAppleへの影響必至
もしもこの提言が採用されてBOEなどがブラックリストに登録されれば、Appleなどの米国企業は取り引きを継続するのが難しくなるとAppleInsiderは解説しています。
iPhone SE 4用OLEDディスプレイが来月量産開始と噂だが
そうなった場合、来月にも量産が開始されると噂のiPhone SE 4用OLEDディスプレイに影響がおよぶのは確実です。
iPhone SE 4用OLEDディスプレイはBOEが大半を供給し、LG Displayが一部を供給すると噂されています。
Appleは安価な卸価格を提示するBOEとの関係を拡大することを計画していますが、今回の書簡はそうした動きに影響を与える可能性があるとし、今後の米国防総省の判断が注目されると、AppleInsiderは伝えています。
Source:AppleInsider
Photo:Technizo Concept(@technizoconcept)/X
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- Source:iPhone Mania
- Author:FT729