【Apple Watch Hacks_23】
Apple Watchでは、iPhoneのようにApple純正の「メモ」アプリが使えません。手元のウォッチ画面でちょっとしたメモを取りたいときには、どうすれば良いのか。本稿では、代替となる3つアプローチを紹介します。
1. テキストを記入できるアプリをメモ代わりに使う
まずは、「メモ」以外のアプリを使って、テキストでメモを記録するアプローチです。
この場合、ソフトウエアキーボード操作や音声入力を用いて、テキストとしてメモを記録します。
例えば、「リマインダー」アプリのタスクならば、Apple Watchからの操作でも比較的容易にテキストを記録できます。また、「カレンダー」アプリのイベントに伴うメモを編集することも可能です。
思いついたタスクやアイデアを短文でメモしたり、忘れてはいけない情報をサッとメモで記録しておくには、こうしたアプローチで十分でしょう。特にこうしたApple純正アプリの場合には、記録したデータをiCloud経由でiPhoneやiPad、Macなどに同期可能です。あとから内容を確認する工程は、画面の大きなデバイスからも行いやすいと言えます。
また、自身のアカウント宛にメッセージを送信できるサードパーティ製のノートアプリや、チャットツールなどを使ったりすることも考えられます。これらを含めると選択肢は一気に増えるので、気になる人はApp Storeで良いアプリを探してみてください。一例としては、マイクロソフトが提供する「OneNote」のApple Watch向けアプリなどがありますよ。
2. 「ボイスメモ」で音声で記録する
一方で、画面の小さいApple Watchでは、テキストとして情報を記録する操作が億劫に感じたり、記録したメモを確認しづらいと感じることがあるかもしれません。
その場合に検討したいのが、Apple純正の「ボイスメモ」アプリです。Apple Watchのマイクを使って音声として記録を残すことになるので、小さい画面でテキストを入力、編集するストレスがありません。メモした内容の確認も音声を使うことになるので、画面の小さなApple Watchでもそのまま確認しやすいでしょう。
ただし、周りに人がいる環境では、Apple Watchに向かってメモしたい内容を読み上げるのに抵抗を感じたり、音声を再生するのにAirPods等のイヤホンが必要になることもあります。そのため現実的には、先に紹介したテキストでメモを残すアプローチと、このボイスメモの活用を併用するのが良いと思われます。
3. 文字起こしサービスを使う
ビジネスや勉強などで使う際に、メモとして記録したい情報量が多くなってくると、テキストとして入力や編集することも、音声データとしてあとから振り返るのも大変になってきます。
そこで検討したいのが、サードパーティ製サービスの活用です。長い音源からテキストを起こすには料金が発生することになりますが、効率を優先する場合には検討する価値があるでしょう。
例えば、AI文字起こしサービスの「Notta」は、Apple Watch向けアプリとしても展開されています。これを利用すれば、ウォッチで録音した音声からテキストデータを起こすことが可能に。音声を元に自動でテキスト化されたデータは、iPhone側のNottaアプリで確認できます。
ちなみに同サービスでは、無料プランでも1回3分まで、月120分までの音声データを処理できます。「そんなに長い音声は録音しないよ」という人でも、ちょこちょことメモ代わりに使うにも十分便利ですよ。
* * *
以上のように、Apple純正の「メモ」アプリがないApple Watchでも、メモを記録するための選択肢は意外とたくさんあります。ご自身のスタイルに合わせて、普段の生活のなかでサッと使いやすい方法がどれか、ぜひ見つけておきましょう。
<文/井上 晃>
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- Original:https://www.goodspress.jp/howto/630239/
- Source:&GP
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