Apple M4と、Qualcomm Snapdragon X Eliteのダイを撮影した画像を比較し、その違いをMyDriversが報告しています。
ダイ面積は、Snapdragon X EliteがM4よりもわずかに大きいことが明らかになりました。
Snapdragon X Eliteのダイ面積は169.9平方ミリメートル
MyDriversによれば、Snapdragon X Eliteのダイ面積は169.9平方ミリメートルで、M4の165.9平方ミリメートルよりもわずかに大きいとのことです。
これを、CPUとGPUのブロックごとに比較すると、細部の違いが確認されました。
CPUコアが占める面積を比較
Snapdragon X Eliteが搭載するCPUコア(Phenix)1つあたりの面積は2.55平方ミリメートルで、M4の3.00平方ミリメートルよりも面積が抑えられています。
ただし、Snapdragon X Eliteは高効率コアも含めてCPUコアを合計12コア搭載していることから、CPUの総面積は48.2平方ミリメートルとなり、M4よりも78%大きいとMyDriverは報告しています。
*下記のダイ写真はSnapdragon X Elite
GPUコアが占める面積を比較
一方、Snapdragon X Eliteに搭載されるAdreno X1 GPUの占有面積は24.3平方ミリメートルで、こちらはM4よりも25%小さく抑えられています。
*下記のダイ写真はM4
高効率のM4に対抗するうえでダイ面積が大型化?
Snapdragon X Eliteのダイ面積がわずかながらM4よりも大きくなった理由についてWccftechは、M4が採用するARMv9 アーキテクチャは効率が高く、Scalable Matrix Extension (SME) をサポートしている点も性能向上の点で有利に作用しているとし、それを補うために、Snapdragon X Eliteはより多くのトランジスタを搭載していると推察しています。
- Original:https://iphone-mania.jp/apple-588519/
- Source:iPhone Mania
- Author:FT729