Strategy Risksは、5つのベクトルに沿って、250社の米国企業の中国との接触度合いをランキング化しました。これによると、Appleは同率2位であるとのことです。この事実は、Appleにとってどのような意味合いを持つのでしょうか。
Appleとエアコンメーカーが同率2位
ニューヨークに拠点を置くStrategy Risksは、中国との接触度の軽減を支援するコンサルティング会社ですが、同社が発表した最新の指数によると、Fordが100点満点中69点を獲得し、中国との接触度合いランキングで1位になりました。
AppleとエアコンメーカーのCarrierはともに65点を獲得し、同率2位となっています。
その次に多くのポイントを獲得したのはCoca-Colaで、Teslaと並んで同率3位です。
Strategy Risksの指標は、「中国の存在感」や「中国市場でのシェア」を測定するものではなく、企業がどれほど中国に絡み取られているか、中国に関連するリスクにどれだけさらされているかを測る「中国との接触度」を示しています。
中国との関わり=リスク?
米中間の緊張が高まる中で、中国進出を行っている米企業はリスクの高まりに直面しているとされています。
貿易や地政学的な問題を含め、米中間の関係は悪化の一途をたどっています。米政府がハイテクや医薬品のサプライチェーンから中国を切り離そうとしているため、今後、商品の価格が上昇する可能性が指摘されています。
また、中国当局が米企業への報復措置を取る可能性も十分にあり、中国との関わりがリスクとして捉えられているようです。
Appleはサプライチェーンの多様化へ
Appleのサプライチェーンは依然として中国が重要な部分を占めていますが、ブラジル製やインド製iPhoneの割合が徐々に増加しています。
Apple製品は中国でも人気が高く、販売台数の多くを占めているため、リスク軽減のために中国市場から撤退することは現実的ではないのが現状です。
Source: Bloomberg
Photo: Apple
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- Source:iPhone Mania
- Author:lexi