Microsoftは、同社の複合現実(MR)ヘッドセットHoloLens 2の生産を終了したことが明らかになりました。次世代モデルの発表はなく、この動きは製品カテゴリの終了を意味しているようです。なお、ソフトウェアサポートは2027年末まで継続される見通しです。
HoloLens 3はキャンセルに
2019年に発売されたHoloLens 2は、初代に比べて視野の広さ、解像度、アイトラッキング、そして大幅に改善されたハンドトラッキングを実現し、エンタープライズ拡張現実(AR)市場で存在感を示しました。しかし、視野は依然として比較的狭く、ディスプレイの画質は初代よりも低下しているという課題もありました。
HoloLens 3の開発に関する噂もありましたが、Microsoft社内の「混乱と戦略的不確実性」が原因でキャンセルされたことがわかっています。実際、2023年と今年にかけて大規模なレイオフがあり、事実上チームは解体された模様です。
ソフトウェアサポート期間とは?
HoloLens 2のソフトウェアサポートは、2027年12月31日まで継続される予定です。
初代HoloLensのソフトウェアサポートは、今年の12月10日までとなっています。
変わりゆくヘッドセット市場
Appleは今年6月に日本でもVision Proを発売しましたが、先日、Metaが次世代ARデバイス「Orion」を発表したこともあり、Appleの今後のヘッドセット戦略が注目されています。
Appleは、製品を完成形に近づけてから発売する方針で知られていますが、Metaのマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)はこのアプローチを非効率的だと批判しています。
Source: UploadVR via MacRumors
Photo: Microsoft
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- Source:iPhone Mania
- Author:lexi