日本ではあまり馴染みがないかもしれませんが、世界中で幅広く使用されているメッセージングアプリ「WhatsApp」に、ボイスメッセージの文字起こし機能が新たに追加されたと発表されました。久しぶりに実用的で役立つ機能が登場したという印象です。
面倒だった受信側にとって便利な新機能
WhatsAppのボイスメッセージ機能は、メッセージを打つ暇がないときや手が離せないときに音声を録音して送信できる便利な機能ですが、受信する側にとっては、内容を聞き取るためにわざわざ時間を割かなければならず、あまり使い勝手が良いとは言えませんでした。
しかし、WhatsAppは現地時間21日付けで、ボイスメッセージの文字起こし機能を正式に導入したと発表しました。これにより、ボイスメッセージが自動的にテキスト化され、状況に関係なく会話の内容を簡単に把握できるようになります。
ボイスメッセージの文字起こしはオンデバイス処理
WhatsAppのメッセージはエンドツーエンド暗号化が施されており、プライバシーが守られていることが特徴の一つです。しかし、新しい文字起こし機能に対して、一部のユーザーから「WhatsAppにメッセージ内容を盗み聞きされるのではないか」といった懸念の声が上がる可能性もあります。
これについてWhatsAppは、文字起こしの処理はすべてオンデバイスで行われるため、WhatsAppがメッセージの内容を読み取ることはないと説明しています。
文字起こし機能を有効にするには、「設定」>「チャット」>「ボイスメッセージ書き起こし」と進み、トグルをオンにするだけです。
順次展開される新機能
この機能は今後数週間にわたって世界中で順次展開され、特定の言語から対応が開始される予定です。現時点で利用可能な言語は英語、ポルトガル語、スペイン語、ロシア語のみとなっています。
Source: WhatsApp via MacRumors
- Original:https://iphone-mania.jp/apple-590682/
- Source:iPhone Mania
- Author:lexi