電源が確保できない屋外でのスポーツやレジャー、さらに災害時への備えとして、ポータブル電源と一緒にソーラーパネルを所有する人が増えてきています。しかし、サイズが大きいパネルは持ち運びや保管に手間がかかることも。また、折りたたみ式のパネルは収納時にコンパクトになる一方で、繰り返し使うことで耐久性に不安を感じる声もあります。
そんな課題を解決してくれるのが、折りたたむ必要がなく組み立てて使えるソーラー充電器「Solar Brick(ソーラーブリック)」(パネル4枚モデル:1万3900円、9枚モデル:2万4900円)です。手のひらサイズのソーラーパネルは1枚あたりわずか45gという軽量設計で、ケーブルレス仕様のため断線やポート破損の心配がありません。また、用途やシーンに応じて必要な枚数だけ追加して使える拡張性も魅力です。
この「Solar Brick」は、出力ポートを搭載したコントローラーユニットに、簡単に脱着できるソーラーパネルを組み合わせて使用するシンプルなソーラー充電器。ソーラーパネルのサイズは88×88×5mm、重さは45gで、パネル同士を連結・拡張することで、デバイスや使用シーンに合わせた柔軟な使い方が可能です。
特に注目したいのは、従来の折りたたみ式パネルとは異なり、パネル同士を磁力でピタッとくっつけられる独自のギミックを採用している点です。ヒンジやケーブルがないため、断線の心配が不要で、使用しないときは全てのパネルを重ねて収納可能。そのため、保管や持ち運びも非常に簡単です。車内や非常持ち出し袋、日頃使用するキャンプギアの中に入れておけば、必要なときに手軽に取り出して使うことができます。
また、コントローラーにはUSB-AとUSB-Cの2種類の出力ポートを搭載しており、最大2台までのデバイスに同時充電が可能です。スマホやタブレットに直接給電できるのはもちろん、モバイルバッテリーを充電する用途にも適しています。
気になるソーラーパネルとしての性能ですが、パネル1枚あたりの出力は最大1.2W。パネル4枚を使用した場合の最大出力は4.6Wで、これはiPhone16なら約4時間でフル充電できる計算です。また、パネル9枚を使用すれば最大出力は10Wに達し、iPhone16なら約2時間でフル充電が可能です。さらに、オプションパネル(1枚3580円)を追加して10〜12枚にすることで、より安定した充電が期待できます(「Solar Brick」としての最大出力は10Wで、パネルの連結は12枚まで対応)。
大容量ポータブル電源や大型ソーラーパネルの性能には及ばないものの、いざという時にスマホやLEDライト、携帯ラジオなどに電源を供給できる手段を備えているのは、非常に心強いポイントです。
パネルの素材には耐久性に優れたABSを採用。さらにIP42の生活防水仕様で、急な雨や雪に濡れても破損や故障の心配がありません。
また、セットには最大9枚のパネル、コントローラー、ケーブル類をまとめて保管できるスチールケースが付属。非常時の備えとして持っておけば、安心感がぐっと高まるアイテムです。
>> ロア・インターナショナル
<文/&GP>
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