正体不明にして神出鬼没、強烈なメッセージ性を帯びたアート表現が登場するたびに物議を醸す素性不詳のアーティスト、バンクシー。そのアイロニカルな世界観を大胆にダイヤルに再現した腕時計が、スイスのファッションウォッチブランド・Tendence(テンデンス)より登場です。
12月13日より発売中の「BRANDALISED Collaboration Banksy Collection」(3万9600円〜4万9500円)は、謎のストリートアーティスト・バンクシーの代表作をUVプリント技術を用いてダイヤルにあしらったクォーツウォッチ。ストリートアートの世界観をファッションウォッチにストレートに取り込んだ、実にユニークなタイムピースです。
親子3代に渡り時計ビジネスに携わってきたフィリッポ・ジャルディエッロ氏と、ファッション業界で活躍していたガブリエル・ジェルミーニ氏の手により、スイスにて2007年に設立されたTendence。イタリアらしいセンスが光る斬新なデザインとスイスメイドの確かな品質から、モデルやアスリート、アーティストなどアンテナ感度の高い人々の間で人気上昇中のウォッチブランドです。
新作として登場した「BRANDALISED Collaboration Banksy Collection」は、バンクシー作品の商品化に関する権利を有するイギリスのFull Colour Black社によるグラフィティアートプロジェクト“BRANDALISED”とのコラボによって生まれたタイムピース。
ムーブメントにはいずれもクォーツを搭載、ケースはナイロン&ステンレス、風防にはミネラルガラスを採用し、10気圧の防水性能を装備。ストラップはカジュアルなイメージのシリコンストラップを採用しています。
まず「BALLOON GIRL」(品番:TY939010、41mm径、3万9600円)は、2018年のシュレッダー事件であらためて話題を呼んだ、赤いハート型の風船を手放す少女をモチーフとしたバンクシー代表作がモチーフ。ダイヤル中央に施された凹凸パターンに、シュレッダーにかけられたキャンバス地を思い起こす人もいるかもしれません。
このモデルにはもうひとつ、ベゼルにぎっしりとクリスタルを敷き詰めた公式オンラインストア限定のバリエーション「BALLOON GIRL」(TY930075、41mm径:4万9500円)も登場。こちらはアクセサリー感覚で身につけられるフェミニンなタイムピースとなっています。
また「HIPHOP RAT」(Y430413、50mm径:4万9500円)は、ヒップホップのリズムに楽しげに身を委ねるネズミの姿を描写したモデル。ブームボックスを手にしたユーモラスなネズミのモチーフが、ブルーのグラデーションダイヤルによく映えます。
そして注目したいのが、これらモチーフを再現しているUVプリント技術。ここには紫外線の有無で濃度を変える特殊なインクが用いられており、室内では透明だったダイヤルが、屋外で太陽光を浴びると鮮やかなアートが浮かびあがるという、ユニークな仕掛けが隠されています。
現れていたかと思えば消え、消えたかと思えば太陽の光に誘われて再び登場! なんて、トリッキーなギミックはまるでバンクシーの作品そのもの。「あれ、その時計さっきまでバンクシーの絵柄ついてたよね?」と、思わず会話も弾みそうです。
>> Tendence「BRANDALISED Collaboration Banksy Collection」
<文/&GP>
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- Original:https://www.goodspress.jp/news/647100/
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